葛西ゼミでは、吹田・北摂事業者と共同で商品開発プロジェクトを推進し、25年度で4年目となります。25年度は、吹田市で訪問介護事業と地域活性化の活動を推進している合同会社知己(以下、知己様)のご協力の下、吹田くわいと箕面の実生ゆずを使った商品開発・販売を実施しました。
プロジェクトは前期に主に商品企画を行い、夏季休暇期間でそれらの企画を知己様が商品化。後期は販売・マーケティング活動を中心に実施しました。
ゼミナールでは、最初に吹田くわいや実生ゆずがどのような特徴がある素材なのかを調査するところから始め、現在それらを使ってどのような商品が市販されているかをまとめました。その過程を通じ、学生たちは吹田くわいや実生ゆずの良さを改めて自分のものにし、自分たちが企画する商品に今までにないどんな特徴を持たせるべきかを考えました。それらをもとに吹田くわい開発チームと実生ゆず開発チームに分かれ、議論を重ねました。
チームに分かれての議論
知己様にむけて企画をプレゼン
吹田くわいチーム(チーム名「爆進OGU団」)は、当初くわいを丸ごと使った煮付け総菜、くわいをスライスしてのくわいチップスや、チョココーティングしたスティックなど、多彩な商品を提案。特にくわいの成分である食物繊維やカリウムにより整腸・高血圧対策効果に期待をするなど、吹田くわいならではの特長を活かした提案が出されました。コメントをくださった知己様からも、「おもしろい」と興味を示してくださいました。しかしながら、吹田くわいは生産量が少ないため、なかなか丸ごと使った商品を開発するのは量的に難しいとのアドバイスがありました。それらを含め新たに案を練り直し、最終的に吹田くわいの粉末を練り込んだ乾麺「吹田くわい くわくわうどん」を開発することになりました。
実生ゆず開発チーム(チーム名「Smappy」)は、中間発表時、実生ゆずの強い香りを生かした商品を検討、食べ物はもちろん、バスボムや化粧水などにも活用できると、幅広い提案に至りました。キャンディの提案では、同時に大根のエキスを入れることで、ゆずの持つビタミンCと、大根による喉の炎症を抑える作用の両方が期待できるようになるという商品を企画。風邪を引きやすい冬に向けて、箕面の実生ゆずを前面に出した商品で、最終的に「箕面特産『柚子りずむ』飴」として商品化しました。
吹田特産 吹田くわい『くわくわうどん』
箕面特産『柚子りずむ』飴」
知己様のご協力により、それらの企画は夏季休暇中に商品化が実現。学生は学園祭を皮切りに、オレンジリボンフェスタ、くわい祭り、吹田旭通商店街、ビレッジマート吹田といったイベントを企画し、実際に販売。その過程では、SNSを使った活動の紹介を行い、多くのフォロワーを獲得しました。また「まちっと北摂」というサイトにも定期的に報告することで、地域の人々にも広くアピールをしていきました。
【爆進OGU団 紹介サイト】
【Smappy 紹介サイト】
学園祭では非常に好評だったものの、オレンジリボンフェスタやくわい祭りでは十分なアピールができず、悩んだ時期もありました。それらを乗り越え、さくらカフェ前の特別販売会では、粉雪がふぶく中、学生が町ゆく人に積極的に声をかけて商品を販売。学生の熱心な姿に、多くの人が足を止めて説明に耳を傾けてくださいました。ビレッジマート吹田での特別販売会も、極寒でしたが天気はよく、ショッピングセンター前広場の会場には、たくさんの人たちがブースを訪ねてくれました。特に子供たちが多く集まってくれ、その子供たちに味わってもらおうと、「柚子りずむ飴」をつかったわたがしを提供。行列ができるほどの人気を得ることができました。


【10/18-19 岸辺祭】


【11/1 オレンジリボンフェスタ】


【1/20,27 さくらカフェ(旭通商店街内)】


【2/1 ビレッジマート吹田】
これらの活動を通じ、学生たちは商品を作ること以上に、販売することの難しさを体感しました。この困難を乗り越えるため、チームメンバーが様々な知恵を持ち寄り、試行錯誤しながら、自分たちでできる多くのことにチャレンジしてきました。チームで力を合わせて活動することで大きな力となることが、学生たちの最も大きな学びとなりました。
葛西ゼミでは、2026年も知己様と協力し、商品開発プロジェクトを推進していく予定です。



































































