短期大学部では「PBL演習」を1年次の必修科目と定めており、半期にわたって問題解決型授業に取り組んでいます。今年度は文化財の保護と活用について考え、暮らしからアプローチする提案を図り、京都の国の文化財(名勝)庭園、無鄰菴を舞台に、「無鄰菴×大阪学院大学短期大学部コラボイベント ―フランス額装と庭と暮らし―」を開催しました。〔2020年1月11日(土)~15日(水)〕
短期大学部経営実務科の土井 茂桂子准教授とフランス額装家の向井 理依子氏によるミニレクチャー「暮らしに文化を吹き込む額装からのアプローチ」が、11日に無鄰菴の母屋にて行われました。
日本の掛け軸・表装と欧米の額装から想起する暮らしや「古いものには新しいアイデアが必要」という様々な切り口についてのお話に、屋外にまで人垣ができるほど、多くの方々が耳を傾けていらっしゃいました。
無鄰菴、京菓子について学んだ短期大学部生は、それぞれが考案した和菓子のデザインから選ばれた4種の和菓子を12・13日に販売し、来園者に丁寧に説明をしました。無鄰菴の母屋にあるカフェでは、その和菓子と抹茶のセットが用意され、お客様からは、日本文化の美しさを感じながら心が安らぐ時間を堪能できたという言葉もいただきました。