吹田市と連携して行った官学連携PBL(Project Based Learning)の課題解決発表会を実施しました。〔2019年12月18日(水)〕
今年度の吹田市からの課題は、水道部総務室から恒例の水道フェア「夏休みすいすいくん祭り」の企画・運営の提案、中核市移行準備室からは吹田市が2020年4月から中核市に移行することに伴い、隣接する中核市のNATS(西宮市・尼崎市・豊中市)における府県の枠組みを越えて広域的に連携する可能性を探るというものでした。これら2つの行政課題に対して、「すいすいくん祭り」3件、「NATSの取り組み」3件の課題解決案が発表されました。
その中から、「すいすいくん賞」に選ばれたチーム「松竹梅」と「NATS賞」に選ばれたチーム「おかT」の発表について紹介します。
まず、チーム「松竹梅」は過去に吹田市で毎年開催された「夏休みすいすいくん祭り」のイベントを振り返り、子どもから大人まで楽しめるコンテンツを数多く提案するだけでなく、自由研究として水時計の制作を提案しました。ペットボトル(2個)、絵の具、水、ビニールテープ、ストローを用いて、水時計を完成させ、見事なチームワークと行動力を見せました。
チーム「松竹梅」
一方、チーム「おかT」は、中核市NATSの取り組みの提案に先立ち、「子どものころ、家族や親せきとどこに行った思い出がありますか?」と聴衆に問い、「家族で一緒にお出かけしたいと思いませんか? 一緒に遊べる施設が少しでも安くなったらいいと思いませんか?」とさらに問いを深め、そこに、NATSの存在を拡散するチャンスだと訴えました。NATSの中核市4市を合わせると小学生は90194人いることから、これらの小学生を対象に子育て支援パスポートを作り、有効活用することを提案しました。少子高齢化の進む社会にあって、思い出作りのために、連携して無料化、半額、もしくは割引して、施設を開放すると、その分コストはかかるとしても、家族の思い出づくりにつながると提案しました。
チーム「おかT」
水道部総務室からの講評
中核市移行準備室からの講評