2020年度後期の産学連携PBLは税理士・公認会計士である杉本講師から「自分で企業を選んで、コロナ禍の企業努力について調べてみよう」という課題が提示された。この課題に取り組んだ国際学部の瀬川君のプレゼンテーションを紹介する。
企業のホームページで、2019年3月期、2020年3月、2021年3月期第2四半期の売上高を調査すると、経営危機に堕ちっている企業もあれば、業績を伸ばしている企業もある。瀬川君はエフピコという企業を見出し、紹介した。
エフピコは食品容器を通じて豊かな社会を創造する企業グループをめざし、食文化・食生活の変化を先取りし、お客様満足を第一とした安全で高品質な製品とサービスを提供する会社である。また、全国を網羅するインフラネットワークを最大限に活用し、サプライチェーン・マネジメントシステム(SCM)を核として、開発力・購買力・生産力・物流力・リサイクル・情報ネットワークをより高次元で有機的に結合し、これまで培ってきたリソースとグループ間の連携をよりスピードアップすることで、サービスレベルのさらなる向上をめざしていると語る。さらに、社会貢献活動にも積極的に参画している。発表の後半では、「エフピコはSCMという独自の強みを持っていて、工場を全国に構えているため、世の中の変化に瞬時に対応できる業務展開を営むことができていると思った。企業研究で分かったことは、エフピコは他社よりも環境問題についていち早く目をつけ、真摯に取り組む姿があるからこそ今の業績を収めていると思った。」と振り返った。そして、この授業を通じて、「今後も世の中の先の事を把握し、また環境面でも対応していける会社こそが、どんな時にでも業績を伸ばすということ」が分かったと語った。
国際学部 瀬川君のプレゼンテーション
公認会計士の杉本氏
学生の発表の様子