ブランドマーケティングを受講しているホスピタリティ経営学科3年次生の原田紗希さん、山本美優さん、黒瀬理子さん、沖林実澪さんの4名が、大阪市淀川区にある十三フレンドリー商店街の魅力発掘プロジェクトに参画しました。このプロジェクトは、一般財団法人大阪商業振興センターの「商店街魅力発掘専門家派遣事業」から委託を受けたプロジェクトです。地域ブランドの視点から商店街の活性化案を検討するもので、学生有志がPBLの一環として、約半年間、現地へのフィールドワークと資源分析、マーケティングに必要なデータ・資料調査、データの分析・加工、アイデアのブレインストーミングを重ねてきました。
十三フレンドリー商店街は阪急十三駅から徒歩5分程度の距離にあり、駅から十三筋の横断歩道を渡ってすぐのところにあります。客数は減少しているものの通行人が多く、商店街として空き店舗も少なく、チェーン店比率が高く業種構成も多様であり、一定の買い物がここで成立しています。また周辺界隈にも商店街が多数あります。
十三フレンドリー商店街の課題として、買い物客が自分のよく行く店だけではなく、この商店街内にある複数の店舗で買い物をしてもらえるような回遊性と購入性の向上を挙げました。まずは商店街内での回遊性を高めるために、十三にちなんで3回、10回、13回と来店した際に特典がつくスタンプ事業を考案し、リピーターになってもらうことで購入性を高めるという提案をしました。
また、来街者調査から現状の弊害として、自転車問題(不法駐輪&危険自転車運転)が挙げられたため、自転車に乗る人がマナー意識を高められるような方法をいくつかアイデアにして提案しました。
商店街魅力発掘プロジェクトの全体プレゼンテーションと学生によるアイデア提案を通じて、質疑応答と話し合いを行い、自転車問題の実際の対応や現場での様々なお話を伺うことができました。商店街組合理事長の横田様、大阪商業振興センターの満薗様には、学生有志のPBLに貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。