2019年度後期において、岡野 正宜非常勤講師担当の「キャリアデザインⅢ」(産学連携PBLクラス)では、株式会社Be&Doの岡本映一取締役と株式会社たけでんの取締役兼専務執行役員の那須 耕三氏、岡村氏、神谷氏(本学外国語学部卒業生)を迎え、課題提示イベントを催しました。〔2019年11月11日(月)〕
株式会社Be&Doの岡本氏からは仕事と働き方に関して「社会人と健康経営」という課題が提示され、株式会社たけでんからは日本の住環境インフラが抱える課題の中から、「地域活性化に繋がるデザインリノベーション」と言う課題が提示されました。
12月16日(月)に開催された課題解決発表会では、受講生たちにより、これら2つの課題に対して、課題解決案が発表されました。
一つ目の「社会人と健康経営」について発表したグループからは、会社は「健康経営」を導入するのは当たり前であり、やる気の好循環を回すために、「従業員の満足度を高め、やる気をアップする」ことを提案。そのためには働く人のモチベーションを高めるよう、報奨制度や給与アップ、サンキューカードの導入をすすめ、会社の生産性の向上につなげ、収益をアップ、株主へも利益配当ができるのではないかと締めくくりました。
株式会社Be&Doの岡本氏
株式会社Be&Doの岡本氏からは、「やる気」「モチベーション」についての考察と議論を深め、人の幸福論にも言及すればもっとよい発表になったとの講評がありました。分からないことがあった時にどのような行動を取ればよいかなどのアドバイスもありました。
次に、「地域活性化に繋がるデザインリノベーション」の課題に対し、東京一極集中、職人の後継者不足、地方インフラの老朽化がもたらす日本の住環境の課題の解決のためには、「外国人観光客を呼び込もう!」とする主旨の解決案が発表されました。学生達は、地域の活性化には、①地域の特色を生かし、外国人観光客を呼び込む仕組みづくりによる地域人口減少への歯止め、②外国人観光客を呼び込むためには、日本文化を体験させることが重要、③地域活性化に関するキーマンの存在を挙げました。具体的には、アニメや映画の聖地があり、格安航空会社が就航している地域の活性化について、地域住民の心構え、外国人観光客の受け入れ態勢、リノベーションの対象など具体的に提案しました。
株式会社たけでん 那須氏
株式会社たけでんの那須氏からは、訪日観光客を取り巻く状況(オリンピック、万博、IRなど)インバウンドの現状についての考察と整理があればさらによい発表になったと的確なアドバイスがありました。