社会で活躍し貢献する実践的な人材の育成を目的としたキャリアアッププログラム「ステキ塾」2024年度後期 第2回目を開催しました。〔2024年12月16日(月)参加者:10名 〕
前期に引き続き、日本航空株式会社で現役客室乗務員としても活躍されている犬飼美智代氏を講師としてお招きし、「ホスピタリティの実践」をテーマにホスピタリティを発揮するための5つのポイント「身だしなみ」「表情」「挨拶」「立ち居振舞」「話し方」「コミュニケーション」のうち「話し方」と「コミュニケーション」について重点的にご講義いただきました。
まず最初に、ホスピタリティを発揮するために欠かせない相手を思いやる気持ちで行動する大切さや寄り添う気持ちの重要性を学びました。
次に、前回の振り返りとして、「身だしなみ」・「表情」・「挨拶」・「立ち居振舞い」について、それぞれの大切なポイントを改めて教わりました。
その後、今回のメインである「話し方」と「コミュニケーション」について、学びました。
「話し方」については、「尊敬語」と「謙譲語」の違いについて学びました。実際に機内での場面を想定し、学生同士でロールプレイングを行いました。学生は慣れない表現に苦戦しつつも、相手のことを思いやる気持ちを言葉にする重要性を学びました。
最後にポジティブな表現を活用し相手を肯定する言葉として「ポジティブコミュニケーション」を学びました。言葉遣い1つで相手を安心させることも、不安にさせてしまうこともあるという言葉の持つ力について教わりました。再度機内での場面を想定し、お客様に言いにくいことをお伝えする時のポジティブな表現の仕方をロールプレイングで行いました。マイナスなこともポジティブな言葉に言い換え、表現の仕方次第で聞き手の受け取り方に大きな差が生まれるとともに「ポジティブ思考」は人生をプラスに変えていく効果があることも併せて教わりました。
全体を通して、相手を思いやる気持ちを相手に伝わるように心を込めて表現することこそが、ホスピタリティにおいて非常に重要であることを教わりました。最後に、言葉遣いを変えることは容易なことではありませんが、日常生活の中で意識していくことで習慣化することができるので、日々の生活の中で実践していただきたいと犬飼氏にメッセージをいただきました。今回もすべての職業や人と接する中で非常に重要なポイントであるホスピタリティについて学ぶことができ、有意義なステキ塾となりました。