女子学生を対象に、社会で通用する素養を身に付け、女性らしく生き生きと社会で活躍できる人材の育成を目的としたウーマンキャリアアッププログラム「ステキ塾2021」第4回目をオンラインで開催しました。〔2022年1月17日(月) 参加者9名〕
日本航空株式会社で現役客室乗務員としてもご活躍されている犬飼美智代氏を講師としてお招きし、「ホスピタリティの実践」をテーマにご講義いただきました。客室乗務をはじめ組織管理職としての人材育成、マネジメントを通して培われたご経験をもとにお話しいただき、サービス産業のみならず、全ての職業や人と接する中で非常に重要なポイントであるホスピタリティについて学ぶことができました。
また、ホスピタリティを発揮するために大切にされている6つのポイント①身だしなみ②表情③挨拶④立居振舞⑤話し方⑥コミュニケーションについて、実践を通し教えていただきました。
ポイント①身だしなみでは、「身だしなみ」と「おしゃれ」の違いについて考えました。「身だしなみ」とは相手に対して不快な思いをしないように整えること、相手を思いやる心そのものであることが分かり、時間・場所・目的に応じた服装を心がけることの大切さを学びました。
ポイント②表情では、口角の上げ方、優しい眼差しの作り方を学び、画面上で実際に参加者同士での確認を行いながら、表情の作り方について練習を行いました。常に誰かに見られている意識を持つこと、笑顔で接することの大切さが分かり、練習の前後で参加者の表情に大きく変化がみられました。
ポイント③挨拶では、挨拶の前に相手の名前を呼びかけることが、相手に良い印象を与える挨拶の基本であると教えていただき、実践した学生からは「名前を呼ばれることで、自分を認知してくれているのだと安心感、特別感を持つことができた」などの声が寄せられ、良好なコミュニケーションの構築には挨拶がとても重要であることを学ぶことができました。
ポイント④立居振舞では、人目につきやすく、印象を大きく左右するとされている指先の所作について、実践を通し教えていただきました。場所を指し示す、人を紹介する、人をご案内する時など、指先を揃え、常に美しく見えるよう意識することがより丁寧な印象に繋がることを学びました。
ポイント⑤話し方ではあたたかく伝わる話し方、簡潔にわかりやすく伝わる話し方について考えました。話し方には声の大きさ、トーン、話すスピードが影響していることに気付くことができ、心を伝える、思いを伝えるには「言葉」が重要なコミュニケーションツールであることを教えていただきました。
最後のポイント⑥コミュニケーションにおいては、マイナス言葉をプラス言葉に言い換え会話をする「ポジティブコミュニケーション」について学びました。物事の良い側面を見るよう常に思考のトレーニングをすることが人生をプラスに変えるとのアドバイスをいただきました。
6つのポイントを通して、サービスの知識・技量が必要であるのはもちろんのこと、心を込める・伝えることがなによりも大切であることを学ぶことができました。犬飼氏からは、相手を思いやる気持ちが伝わるように表現することが最大のホスピタリティであり、ホスピタリティを発揮するためには、自分にとって嬉しかった、感動した出来事を周囲の人達に実践することが重要であるとメッセージをいただきました。 参加者からは「来年度から社会人として生活する上でとても勉強になった。6つのポイントを社会に出た時に実践できるよう日頃から意識して生活していきたい。」「ポジティブな言葉を使うこと、プラス思考で生きることをこれからも大切にしていこうと思った。今日学んだことはアルバイトでもすぐに実践できるので意識して実践していきたい。」「心身ともに健康であること、事前の準備をしっかりして心に余裕を持つことが、心からの笑顔に繋がることが分かった。将来、ホスピタリティ産業で働くために、日頃から今日学んだポイントを実践し、ホスピタリティの心を持って生きていきたい。」などの声が寄せられ、社会人として、人と関わる上で欠かすことのできないホスピタリティについて、多くのことを学ぶことができたステキ☆塾となりました。
今後も「女性らしくキラキラ輝き、キャリアも積みながら充実したライフスタイルを送るためのヒントを見つける場」を提供していきますので、是非ご参加ください。