女子学生を対象に女性らしくキラキラ輝き、社会で活躍し貢献する実践的な人材の育成を目的としたウーマンキャリアアッププログラム「ステキ塾2022」第2回目を開催しました。〔2022年6月13日(月) 参加者7名〕
今回は、日本航空株式会社で現役客室乗務員としてもご活躍されている犬飼美智代氏を講師としてお招きし、「ホスピタリティの実践」をテーマにご講義いただきました。客室常務をはじめ組織管理職としての人材育成、マネジメントを通して培われたご経験をもとにお話しいただき、サービス産業のみならず、すべての職業や人と接する中で非常に重要なポイントであるホスピタリティについて学ぶことができました。
日本航空株式会社でホスピタリティを発揮するために大切にしている6つのポイントについて、実践を通して、教えていただきました。
ポイント①の身だしなみについては、おしゃれと身だしなみの違いについて考え、無言の自己紹介といわれている身だしなみはホスピタリティを発揮する上でとても大切であることが分かりました。
ポイント②の表情については、常に誰かに見られている意識を持ち、口角を上げる、優しいまなざしをすることが大切であることを教えていただきました。実践では参加者同士でペアになり、真顔で会話、笑顔で会話の2つのパターンを行い、アイコンタクトの重要性に気付くことができました。参加者からは「マスク越しのアイコンタクトや笑顔がとても大切であることが分かり、アルバイトの接客で活かしていきたい。」との声が寄せられました。
ポイント③では、コミュニケーションの入口である挨拶について学びました。相手の目を見ること、挨拶の前に相手の名前を呼びかけること、プラスアルファの言葉をかけることが印象に残る挨拶のヒントとして教えていただきました。
ポイント④では立居振舞について、姿勢とお辞儀の観点から教えていただきました。実際に教室の壁を使い、参加者同士で正しい姿勢、正しいお辞儀について確認しました。動作と言葉を分けること、一つ一つの動作をゆっくり行うことが、丁寧な印象を相手に与えることが分かりました。
ポイント⑤では、大切なコミュニケーションツールである話し方について学びました。言葉遣いは心遣いとし、相手に心を伝えるためには、言葉を大切にすることが重要であることを教えていただきました。また、論理的に話すフォーマット「PREP法」についても学び、結論から話すことの重要性についても考えることができました。
最後にポイント⑥コミュニケーションについて教えていただきました。良いコミュニケーションをとるためには、双方向のキャッチボールであることを意識することが大切であることが分かり、ポジティブな言葉を使う、話しやすい雰囲気作りなど、「心を伝える」ためのコミュニケーションの取り方について考えることができました。
今回の講義を通して、「気配りの大切さが分かった。先生からのアドバイスにより、気持ちが前向きになった。」「女性としての生き方に感銘を受けた。姿勢を正したり、綺麗な言葉遣いなど、普段から意識していきたい。」「ホスピタリティ業界や社会で生きていくにあたり大切な心得を学ぶことができ、大変勉強になった。」との声が寄せられました。
後期も社会で幅広く活躍している講師をお招きし、体験型プログラムを予定しております。「興味があることを仕事にしたい」「自分らしくキャリアも積みながら充実したライフ生活を送りたい」と考える学生の皆さんのご参加をお待ちしております。