大阪学院大学・大阪学院大学短期大学部(以下「本学」という。)は、建学の精神 に基づき、「教育と学術の研究を通じ、広く一般社会に貢献し、且つ人類の福祉と平和に寄与する視野の広い実践的な人材の育成」を目的とする。そのため本学は、教育と学術の研究活動によって得られた成果を蓄積し、更なる研究の発展と社会への還元を進めるにあたり、教育と学術の研究活動の過程で得られる研究データの管理、公開および利活用の原則を以下のとおり定める。
2024年12月1日制定
研究データの定義
- 1.
- 本ポリシーが対象とする「研究データ」とは、本学における教育と学術の研究活動を通じて収集または生成されたデータをいう。
研究者等の責務
- 2.
- 研究データを収集または生成した者(以下「研究者等」という。)は、法令および本学の規程その他これに準ずるものの範囲内ならびに他者の権利および法的利益を害さない範囲内において、研究データを適切に管理し可能な限りそれを公開し利活用に供するものとする。
大学の責務
- 3.
- 本学は、研究データの管理、公開および利活用を支援する環境を研究者等に提供するものとする。
その他
- 4.
- 本ポリシーは、社会や学術状況の変化に応じて、適宜見直しを行うものとする。
研究データポリシーの解説
大阪学院大学・大阪学院大学短期大学部(以下「本学」という。)は、建学の精神 に基づき、「教育と学術の研究を通じ、広く一般社会に貢献し、且つ人類の福祉と平 和に寄与する視野の広い実践的な人材の育成」を目的とする。そのため本学は、教育 と学術の研究活動によって得られた成果を蓄積し、更なる研究の発展と社会への還元を進めるにあたり、教育と学術の研究活動の過程で得られる研究データの管理、公開および利活用の原則を以下のとおり定める。
本ポリシーは、建学の精神の理念のもとに策定するものである。
研究データの定義
- 1.
- 本ポリシーが対象とする「研究データ」とは、本学における教育と学術の研究活動を通じて収集または生成されたデータをいう。
研究データとは、教育と学術の研究活動を通じて取り扱うデータをいい、デジタルか否かは問わない。収集または生成したデータのみでなく、それらを解析または加工して作成したデータも含まれる。教育活動で取り扱うデータとして、「教科書」、「配布資料」、「スライド」、「映像」およびそれらを作成するための素材等がある。研究活動で取り扱うデータとして、「観測データ」、「試験データ」、「調査データ」、「実験ノート」、「メディアコンテンツ」、「標本」、「史資料」、「論文」等がある。
本ポリシーが対象とする研究データには、学外者が共同研究、施設設備利用、講演会等の本学における教育と学術の研究活動を通して収集または生成したデータも含まれる。学生が教育を受けるうえで収集または生成したデータは含まれない。
研究者等の責務
- 2.
- 研究データを収集または生成した者(以下「研究者等」という。)は、法令および本学の規程その他これに準ずるものの範囲内ならびに他者の権利および法的利益を害さない範囲内において、研究データを適切に管理し可能な限りそれを公開し利活用に供するものとする。
研究データを収集または生成した者(以下「研究者等」という。)は、それをどのように管理、公開および利活用させるかについて決定することができる。ただし、その決定は法令および本学の規程、他機関との取り決め等がある場合はその範囲内にとどめるべきであり、当該データについて第三者が権利や法的利益を有する場合には、それらを害してはならないという制約を受ける。
研究データの管理とは、データの収集、生成、整理、解析、加工、共有、保存、破棄等、教育と学術の研究活動の開始から終了までの研究データの取扱いを定め、これを実践することをさす。
研究データの公開とは、研究データを他者が利用できる状態にすることをさす。
研究データの利活用とは、公開した研究データからより多くの知的成果等が生み出されるようデータの価値を高めることをさす。
大学の責務
- 3.
- 本学は、研究データの管理、公開および利活用を支援する環境を研究者等に提供するものとする
本学は、研究者等が収集または生成した研究データを適切に管理、公開および利活用できるように、以下のとおり支援する環境を整備する。
- ①研究データの管理、公開および利活用に関する規程等の制定
- ②研究データを管理するためのデータプラットフォームの整備
- ③研究データの管理に関する計画や行動の支援
- ④研究データに関する契約、法務等の支援
- ⑤研究データのメタデータ作成の支援
- ⑥研究データを用いた共同研究、産学連携、アウトリーチおよび授業等での利活用の支援
- ⑦研究データを公開するためのデータリポジトリの整備
- ⑧研究データの管理、公開および利活用の奨励と実績の評価
- ⑨研究データの管理、公開および利活用の啓発