建学の精神を次代へ継承し、社会の変化に応じた人間教育をさらに深化させるため、2025年4月1日付けで、「自校教育推進室」を新設いたしました。
顧問
栗山 英樹 | 北海道日本ハムファイターズCBO |
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相談役
吉田 卓 | 大阪学院大学名誉教授 |
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室長
中野 有 | 国際センター教授 |
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室員
大社 啓二 | 特任教授(元日本ハム株式会社代表取締役社長) |
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近松 明彦 | 外国語学部教授 |
川端 則行 | 大阪学院大学高等学校副校長 |
大野 昌一 | 短期大学部事務長・大学教務事務室長 |
金﨑 暁子 | 教育開発支援センター課長 |
衣斐 孝賢 | 入試広報課長 |
「自校教育推進室」設置とその目的
自校教育推進室は、大学の理念・伝統を現代に活かし、人間力の育成を実践する教育拠点として、学生一人ひとりの可能性を引き出し、社会に貢献する力を育てることを目指します。
本学における「自校教育」は、人間教育であると同時に、本学独自の伝統と学風を次代へ継承・発信することを意図しています。
顧問には、栗山英樹 北海道日本ハムファイターズCBO(前WBC日本代表監督)を迎え、相談役の吉田卓 名誉教授、室長の中野有教授、そして企業経営において豊富な経験と理念を実践してきた大社啓二(元日本ハム株式会社代表取締役社長)特任教授、近松明彦外国語学部教授を中心に、「学生一人ひとりを大切に、ぬくもりある教育を」実現すべく、「人としてどう生きるか」を語る教育を実践してまいります。
本学では、ゼミナールの担当教員が中心となり、学生一人ひとりと向き合う面談を通じて、学業のみならず生活面における相談も丁寧に受けとめています。ときには退学の危機にある学生が、教員の支えによって立ち直り、学びを続けることができたこともあります。こうした日常の積み重ねが、「ぬくもりある教育」の実践そのものであり、本学の自校教育を支える根幹です。
また、大谷翔平投手が「二刀流」に挑戦した際、多くの反対意見がありました。そんな折、当時の栗山監督と大社オーナーは「既成概念を打ち破って夢に挑戦する」という日本ハムファイターズのチーム理念を実践しました。この理念を信じて支え抜いたからこそ、今日の大谷翔平投手の姿があります。この理念は、今も多くの人々に勇気を与えています。本学の「自校教育」もまた、この理念に通じるものがあります。栗山、大社という二人の指導者は、本学の学生にもこの理念を伝えています。授業や講演等を通して深い感銘を受けた学生は、自らの可能性を切り拓いていこうとする広大な夢に挑戦することでしょう。
建学の精神を礎に、人間教育を新たなステージへ
大阪学院大学は、建学の精神である「教育と学術の研究を通じ、広く一般社会に貢献し、且つ人類の福祉と平和に寄与する視野の広い実践的な人材の育成」を教育の目的としてきました。
社会が「即戦力」や「スキル」を重視し、大学教育がともすれば職業訓練のようになりつつある今、私たちはあえて、人間としての在り方、生き方に深く向き合う教育を大切にしています。知識や技能だけでなく、豊かな人間性と社会性を育むことが、大阪学院大学の使命なのです。
AIが進化する現在にこそ、大学は単に知識や技術を習得する場にとどまらず、少人数のゼミ授業やキャンパスライフを通じて学友と交流し、クラブ活動や大学祭などの行事を通して人間力を高める貴重な場であると私たちは考えています。
大阪学院大学の歩みと展望
大阪学院大学は、建学の精神を礎に、広い視野と豊かな人間力を備え、社会に貢献する実践的人材の育成に力を尽くしてまいります。
今後とも、「心を育てる、人を育てる大学」として、学生たちの未来を支え、社会と共に歩んでいきます。