Vol.10 三﨑 大地さん

Vol.10【クイーンズランド大学大学院生】三﨑 大地さん 2012.3 国際学部卒業「世界を舞台に、キャリアを描く」

グローバル化が加速する社会状況の中、豊かな語学力・コミュニケーション能力や異文化体験を有し、国際社会で活躍できる力を備えた「グローバル人材」が求められています。本学では、国際センターが中心となり、学生に対して、様々なチャンスとチャレンジの場を設けています。本学の制度を存分に活用した三﨑大地さんは、現在、オーストラリアの大学院で学び、「国際人」に必要なスキルをさらに磨いています。

始まりはTOEIC280点あきらめずに猛勉強

高校生の時、「ニュージーランドの学生をホームステイで受け入れた際、英語でコミュニケーションをとれずに悔しい思いをしたことが留学のきっかけです」と語る三﨑さん。世界の公用語の1つである英語を習得し、留学して世界中に友人を作ることを目標に本学に入学しました。
しかし、大学1年次に受験したTOEICのスコアは280点。留学できる語学基準には達していませんでした。「入学当初はまったく英語ができず、留学は夢のまた夢。何度もあきらめそうになりましたが、国際センターの海外経験豊富なスタッフや、マンツーマンで指導してくださるゼミの教授、海外からの留学生との交流などを最大限に活用し、毎日コツコツと勉強しました」。
そのかいあって年内にスコアが575点にアップ。留学基準に達し、1年次の春休みにはニュージーランドのワイカト大学での1カ月間の英語研修に参加。2年次の8月からはアメリカのミシシッピ大学へ約10カ月間留学、4次にもイギリスのケンブリッジ大学クイーンズカレッジへ短期留学しました。

Vol.10 三﨑 大地さん

留学をきっかけに、人間として大きく成長

「日本の講義では教授が一方的に話し、学生はそれをノートにまとめることがほとんどです。しかし、海外の学生はとても積極的で、大人数の講義の中でも教授に質問します。海外ではたとえ教授が相手でも間違っていると思えば、自分の意見を言います。あと、キャンパス内に大きな湖があったりアメリカンフットボールやサッカー、野球のスタジアムがあったりとスケールが大きいです」と留学先での印象を語りました。
その一方で、「海外には日本のような素晴らしいサービスはありません。日本にいた時には分からなかったことがたくさんありました」と、海外から日本を見たことでよさにも気づいたといいます。
そして何より、留学を通して様々な経験をしたことで人間として大きな成長ができたと感じたようです。「留学生や現地の人からその国の生の声を聞いたり、海外でしかできない体験をしていると、世界についてもっと知りたくなり好きになります。留学を経験することで、何事にも恐れず積極的に挑戦できるようになったと思います。文化や言葉の壁など大変なこともありましたが、それを乗り越えた時の達成感はひとしおで、今では難しく感じることにも自分から積極的に挑戦するようになりました」。

語学力の強化とビジネスを学ぶため、海外の大学院へ

イギリスからの帰国後は、社会人になる前に英語でビジネスを学び、知識と英語力を高めようと、海外の大学院をめざして猛勉強しました。4年次には、TOEICスコアが860点に到達し、大学院進学に必要なIELTSの合格ラインも突破することができました。現在は、オーストラリアの名門クイーンズランド大学大学院で国際ビジネスを学んでいます。
「大学院で一番苦労しているのは英語。グループプロジェクトを課せられる講義が多く、毎週ミーティングでディスカッションをするのですが、英語で自分の意見を言うのが大変。でもこのやりがいのある環境を楽しんでいます」と、充実した学生生活を送っています。
修了後は、インテリア小売業の会社で働くことが決まっています。「製造から物流、小売りまで一貫して行っている点に魅力を感じています」と語る三﨑さん。将来のことについても目標を持ち経験を積んでいきたいと考える一方で、本学のサポート体制を振り返り、入学してよかったと改めて感じる、と語ってくれました。

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