国立循環器病研究センターとの連携による教育活動報告
本学では、国立循環器病研究センターとの連携を通じ、学生が先端医療や健康課題について学ぶ機会を積極的に設けています。2025年度には、同センターより複数の先生方をお招きし、以下のとおり特別講義を実施しました。
4月24日(木)「健康マネジメント」
国立循環器病研究センター 循環器病周産期センター長 兼 産婦人科部長 吉松 淳 先生 をゲストスピーカーとしてお迎えし、「女性のライフステージと健康、医療」をテーマにご講義いただきました。学生にとって自らの将来を考える上で大変貴重な学びとなりました。受講後には学生と共に教職員も振り返り復習し、講義の中でご紹介いただいた書籍を購入する職員も見られました。
6月20日(金)「健康科学論」
国立循環器病研究センター 先端医療技術開発部 上級研究員 野澤香織先生 をゲストスピーカーとしてお迎えし「日米の比較から健康を考える」をテーマにご講義いただきました。学生からは「とても身近で大切なことだと感じると同時に、これまで小中学校で受けてきた性教育の遅れを実感しました。」などのコメントがありました。学生が社会の課題と自分の生活を結びつけて考えるきっかけとなったことを強く感じられました。6月26日(木)「吹田学」
国立循環器病研究センター オープンイノベーションセンター長 宮本 恵宏 先生 を講師にお迎えしました。国立循環器病研究センターによる取り組みは、吹田市民ひいては国民の健康増進と医療政策の発展に大きく貢献されており、今回のご講話では、医学は理論だけでなく観察や実証に基づく学問であること、そして若い世代には新しい発想と感性で社会に貢献する力があることを強調されました。学生のみならず教職員にとっても、既成概念にとらわれず自ら考え行動することの大切さを学ぶ貴重な機会となりました。「健康マネジメント」および「健康科学論」の授業担当で、今回の両授業での連携をコーディネートした池上真悠子講師は、「この機会が学生一人ひとりにとって、自分をそして相手を大切にすることについて改めて考えるきっかけになったと強く感じた」と振り返ります。
本学は、引き続き、国立循環器病研究センターとの教育連携を深め、学生が主体的に学び、将来を見据える力を育む教育活動を推進してまいります。