Vol.17 青柳 忠宏さん

Vol.17【小売企業勤務】青柳 忠宏さん 2004.3 企業情報学部卒業 挑戦の数だけ必ずチャンス

年間約100店舗を出店するなど、アジアを中心に海外で成長を続けるユニクロ。卒業生の青柳忠宏さんは、そんな現場の最先端・中国で活躍しています。学生時代の経験が現在の仕事とどう結びついたのか、お話を伺いました。

面接時のユニクロの方々の言葉に惹かれて入社

「就職活動を始めたころは、具体的な将来像を抱いていなかった」という青柳さん。
そんな中でユニクロと出合い、考え方が一変したといいます。
「それまでは『どの会社で働きたいのか?』という考えだったのですが、ユニクロの人事部や営業部の社員に『(仕事で)何を実現したいのか?』と問われて、衝撃を受けました」。質問の答えを深く考えていくうちに、このような問いかけをしてくれた方がいるユニクロにぐんぐん惹かれて、いつの間にか入社を決めていたそうです。

広い大陸の各地で新店舗を立ち上げ

Vol.17 青柳 忠宏さん

現在は日本のユニクロから出向して、中国の現地法人で働いている青柳さん。主な仕事は新規開発区域への出店と、現地スタッフの採用、教育。現地スタッフが自立して仕事ができるようになると、青柳さんは自分の仕事を引き継ぎ、新たな開発区域へ移動して出店、再び現地スタッフの採用・教育というのが、青柳さんの仕事の大きな流れです。

中国に来て間もなく4年になる青柳さん。中国語は現地に行ってから学びました。日本との違いを聞くと「中国大陸では地域によって文化や習慣が大きく異なり、同じことを言うのにも言葉が変わったりします」。仕事をする上で苦労や困難の原因にもなるそうですが、「そんな私を受け入れて、一生懸命学ぼうとしてくれる現地スタッフの皆さんを見ていると、こちらが勇気づけられます」。

外国への夢がふくらんだ海外研修

3年次の就職活動前に、教授とゼミのメンバーでオーストラリアにある日系の現地法人に見学へ行ったことが、人生の転機になったと語る青柳さん。それまでは、外国に興味があっても具体的な行動を起こすことはなかったそうです。「現地では、たくさんの刺激を受けました。あのとき、誘ってくださった教授には、とても感謝しています」。
青柳さんは学生時代に、今の自分がこのような仕事をしているとは想像もしなかったそうです。ですが「ずっと気になっていた『海外』『地域貢献』『発展』といったキーワードを現実化するよう実行したことで、今の自分があると思います」と言います。
「実行=挑戦」と考える青柳さんは、OGUの皆さんに「挑戦の数だけ必ずチャンスがあります。自分の理想に挑戦し続けて、どんどん実現していってください」とエールを送ってくれました。

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