Vol.16 樋口 博也さん

Vol.16【FA&ロボット商社 タイ現地法人マネージングディレクター】樋口 博也さん 1981.3 商学部卒業 野球で鍛えた“諦めない精神”でタイ王国にFA(ファクトリー・オートメーション)を根付かせる。

工業化が急激に進むタイ王国。卒業生の樋口博也さんは、名古屋に本社を構えるメカトロニクス専門商社 ダイドー株式会社のタイ現地法人で、マネージングディレクター(役員)を務めています。現地法人の立ち上げからかかわり、営業に携わり続けてきた樋口さんに、現在のお仕事や学生時代の思い出についてお聞きしました。

やりがいを感じる毎日

2013年12月にタイの現地法人を設立してからタイに駐在して約3年になる樋口さんの主な業務は、産業用FA(ファクトリー・オートメーション)部品とロボットの販売です。FAとは、工場の様々な作業や工程を機械や情報システムを用いて自動化することや、そのために用いられる機器やシステムのことで、工業化が進むタイにはなくてはならないものです。また、現地法人の責任者として現地スタッフのマネジメントにも従事し、「現地の市場開拓など重要な任務をいただけ、毎日やりがいを感じています」と言います。
入社して約30年、営業一筋でやってきた樋口さんが感じる仕事の醍醐味は、「私の提案でお客様が有益な情報と感じていただき、喜ばれた顔を見たときが、やりがいを感じる瞬間」だそう。 タイ語の日常会話は赴任してから覚えた樋口さん。商談はタイ語・英語・日本語のできる通訳を通して、間違いのないよう相手のニーズをつかみ取るようにしているそうです。

Vol.16 樋口 博也さん

産業用ロボットが身近になる将来を感じて入社

今の会社との出合いは、樋口さんが就職活動をしているとき、当時の就職課の方に紹介してもらったのがきっかけだったそうです。「産業用ロボットに関しての知識は全くなかったのですが、社長が当時『産業用ロボットが必要になる時代が必ず来る』と説いたことに共感し、入社することにしました」。
実際に、2016年6月に名古屋駅前にある本社ビルに隣接する「ダイドーロボット館」をオープンしました。

野球で培った不屈の精神

在学時は野球部に所属し、汗を流した4年間。「大学の2年次の秋季リーグで関西六大学野球の首位打者になったことや、4年次のときに明治神宮大会に出場できたことがとても印象に残っています」と話す樋口さん。また、厳しい練習を乗り越えて得たこれらの経験は、何事にも代えがたい喜びだったといいます。「あきらめずに物事に取り組み、逆境に耐えられる辛抱強さは、野球部時代に身につきました。これらは現在の仕事にも役立っています」。
「また、金川徹先生のゼミに所属していましたが、先生には野球部での活動を熱心に応援していただきました。さらに、仲間を大切にすることを教えていただきました。今、一緒に働くスタッフはみんな仲間と思い、大切な存在になっているのも、先生の教えのおかげです」。在学中に親しくなった仲間は、一生付き合えるくらい大切にしてほしいと、OGU生へ心を込めたメッセージを送ってくれました。

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