海外の様々な国で、日本人サッカー選手が活躍しています。今春卒業した金井さんもその一人で、オランダへ留学中、リトアニアでプロサッカー選手になる夢をかなえました。
学生時代、金井さんは文武両道をめざしてサッカー部での活動とともに外国語学部で英語の勉強に励みました。そして3年次の夏、英語とマーケティングを学ぶことと、プロサッカー選手になる機会を得ることを目的に、オランダのフォンティス応用科学大学へ交換留学しました。
オランダで大学に通いながら、地元のアマチュアクラブでプレーしていた金井さんに、あるときチャンスが訪れました。クラブのキャプテンが元プロ選手で、代理人を紹介してくれたのです。その代理人がテストを受けてみないかと金井さんに紹介したチームが、リトアニアの首都ヴィリニュスにある古豪ジャルギリスでした。
金井さんは、無事プロ契約を結び、外国人選手としてプレーすることになりました。「プロ初ゴールを決めたときは、やっと決められたという安堵感を覚えました。チームメートからの祝福もうれしかったです」と当時を振り返りました。プロ契約にあたっては、留学前の準備講座や留学中の授業で何度もプレゼンテーションを経験したことで得た表現力や構成力が大変役立ったそうです。
「大学時代はあっという間です。周りの目を気にせず、やりたいことにどんどんチャレンジしてください。私も目標に向けて頑張っている最中なので、皆さんも頑張ってください」と、OGU生にエールを送りました。