「私の留学: 最初の一歩」~長島 唯(フランス・ESCE)

国際学部2年次生 長島 唯

初めまして!国際学部2年次生の長島 唯です。交換留学生としてフランスはパリのESCEに約半年間留学します。全45回に渡り留学生活をブログ形式でお伝えする第1回、今回はこちらに到着してからの約1週間で思った事を簡単にまとめながら書いていきたいと思います。

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現地に到着してまず気づいたのは、意外にも街が小さいのと、人の少なさでした。少ないと言っても他の都市よりははるかに多いですが、それでもパリは世界の名だたる大都市の中ではかなりコンパクトな街です。例えば近畿三県(大阪・京都・兵庫)、ニューヨーク、ソウル等はパリの2倍近い人口を有しています。これはそもそも国の人口の差が大きいという理由ももちろんありますが、それに加えパリには大規模な建築物が多く点在すること、ホテルが多数ある反面アパート等が少ない事、物価の高さから近郊の町から街に通う人が多い等の理由があります。コンパクトなのは街自体も同じです。パリの面積は大阪“市の面積の半分以下しかありません。街の端の方は観光したり遊んだりする場所がないので体感的にはさらに狭く感じます。そのため大抵の観光地には歩いて行けますし、それが面倒でも1.9ユーロのチケットを買えばメトロ、市バスが好きな場所まで乗れます。街中には公共のシェアリングサービスとして電動自転車や電動キックボードがいたる所に置いてあります。移動面においてはとても選択肢が充実しています。 

そしてもう1つは日本と世界との隠れた繋がりでした。こちらに来てからの1週間で本当に多くの人と話しました。ESCEの学生、留学生、先生方はもちろん、観光客の人や、街中、店で出会った人、飲食店で相席になった人等、数え切れない位の人と覚え切れない位の話をしました。相手の方の出身はバラバラです、フランスはもちろん北南米はカナダ、アメリカ、メキシコ、コロンビア、ブラジル。アジアからは台湾、韓国、中国、ベトナム、マレーシア、カンボジア。ヨーロッパはロシア、北欧三国、ドイツ、オランダ、イタリア、スペイン。会う人もタイミングも出身地も年齢もバラバラ。それでも45人に1人は日本と何かしらの関わりを持っている人たちでした。観光はもちろん仕事のインターンで滞在していた人、親が日本人だという人、留学していた人、する予定の人もいれば、日本に永住した友人を持つ人、日本人と結婚した親戚を持つ人まで、特に日本語学習経験者の多さには驚きました。昔習っていたという人から始めて1ヶ月の人。今年で7年目だという人。自分が全く予想もしない所で日本との繋がりが見つかるのは本当に面白いです。 

書くことは他にもありますが、この辺りで今回のブログは終わりとなります。次回の更新時には授業が始まっているので、次回以降はESCEでの授業や、初回で書こうとしていたもののネタ集めが間に合わなかったために書けなかったパリにおける観光や食事等、実際の生活に関しても少しは書ければと思います。パリ(=ESCE)に留学する事に興味がある方がいれば、是非927日以降にまたチェックしてみてください。日本から9,500km以上離れた世界の交差点で体験した事を分かりやすくお伝え出来るよう頑張ります。

それではまた!À bientôt