「私の留学:新たな一歩」~橋本知也加(ドリア大学)

経営学部ホスピタリティ経営学科 橋本 知也加

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左上から2枚がトリアで出会った友達、ドイツ、オーストリア、フランス

トリア大学に4ヶ月間留学していた橋本知也加です。7月終わりに日本に帰ってきました!

長いようでとても短い4ヶ月間でした。旅行や学校生活、日常の一つひとつの経験のどれをとっても貴重で素晴らしく、思い出に残るものでした。

最初は英語圏以外の土地に行くことも初めてだし、ドイツ語もゼロスタートのほとんど話せない状態で不安でいっぱいでした。一人暮らしも初めてで、寂しくならないかなどと色々思いをめぐらせていましたが、それらの不安を上回るくらい毎日刺激的で良い友達にも恵まれ、楽しく過ごすことが出来ました。また、留学前や留学中に様々な国に旅行した事も良い勉強になりました。ドイツ国内、ハンガリー、オーストリア、フランス、ルクセンブルク、ベルギーなど、同じヨーロッパでも文化や街の雰囲気などが違いました。

日本に帰ってくると、毎度の事ですが外国と日本の違いをとても感じます。空港で乗換をした時、バスの運転がとても丁寧であまりにも静かに走行するので驚きました。公共のトイレを使用する時にお金がかからないこと、買い物をする時にセットになっているものを崩して単体で買えないことや、レジで支払いをする前に買い物袋に商品を入れてはいけないこと、レジの時に籠から商品を出して並べなくていいことなどを忘れていて、思い出したときは少し驚きました。海外に出て、日本の治安の良さ、コンビニエンスストアがあることの便利さも改めて感じることが出来ました。

私がヨーロッパでいいなと思ったところは、日曜日はほとんどのお店が休みだというところです。生活しているときは不便だなと思う時もありましたが、よく考えてみると、そのおかげで曜日感覚が狂うことがありませんでした。国民全体が休んでいるので休むことへの罪悪感もなく、家族や友達とゆったりと過ごす1週間のリラックスデーとしてみんなが思い思いに楽しんでいることが分かりました。また、私自身も日本では日曜日も習い事やアルバイトで忙しく、休む暇がないまま次の週に突入していたため、疲れが取れなかったのですが、ドイツでは有意義な日曜日を過ごすことで、また明日から頑張ろうと気持ちを切り替えることが出来たので、とても素敵な制度だと思いました。また、人と人との距離が近いというところも、外国の魅力の一つだと言えます。友達やハウスマイスター(寮の管理人)だけでなく、スーパーの店員さんやバスの運転手さん、ホテルのスタッフなども親しみやすく、何か困ったことがあると、必ず解決するまで親身になって協力してくれます。また、日本のサービスの仕方はお客様第一という感じですが、外国のサービスはゲストとホストが対等な関係を築いていて、本当の意味でのホスピタリティの関係が出来ていると思いました。

私は今回の留学で様々な国の事を学び、日本と外国の良いところと改善点を知ることが出来ました。この経験は将来に必ず繋がると感じています。これからも世界のことに目を向け、たくさんのことを学び続けていきたいです。