「私の留学:新たな一歩」~中村 穂野花(フォンティス応用科学大学)

国際学部3年次生 中村 穂野花

こんにちは。国際学部3年次生の中村穂野花です。私の約11カ月間のオランダ留学生活から帰ってきて3日が経ちました。日本に帰ってきて、自分がオランダに留学していたのが、なんだか夢のように感じています。この約11カ月間、楽しいことやその反面辛く悩んで日もたくさんありました。この留学生活は何事にも全力で取り組んだし、後悔も全くありません。

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私が留学前に決めていた目標がありました。まず一つ目は日本人の友達と一緒にいずに留学先の友達と仲良くなること。これは思っていたより簡単なようで難しかったです。実際、留学先で友達を作ろうと話しかけても、もちろん最初は自分の英語の問題もありましたが、それ以前に自分に特に趣味や特技がなかったので、日本やアジアの国に興味がない人とは、なかなか仲良くなることが難しかったです。1学期目の留学生活のときはアジア以外の友達や現地の友達を作ることばかり考えていました。しかし、文化も全く違うし話も続かないし、そこまで無理して仲良くなる必要ないと考え、自分と仲良くしてくれる人と一緒にいようと考えを変えました。私が友達を作るきっかけとしてはランゲージパートナーや、日本食パーティーなどを企画して友達を作りました。またアジア人の友達の中で、日本との歴史的な問題について話してくる友達もいて、その問題のせいで言い合いになってしまい、関わらなくなったしまった友達もいました。すごく仲が良かったのに、日本をよく思っていない人もいることが分かり、こんな体験は留学生活しかできないので、それが知られてよかったと思います。 

二つ目は授業で積極的に発言すること。これも1学期目は難しく、ほとんどできませんでしたが、2学期目はチームでプロジェクトを企画する授業が多く、自分から発言しないと自分がいないかのようにチームのメンバーにほっとかれたり、自分に意見を聞いてもくれないし、他にも「どうして意見がないの?」と言われたりしました。そこからは自分の存在感を示すために、自分の意見を述べ、わからないときはわからないとはっきり言いました。自分よりみんなのほうがアイデアがたくさんあって、本当にわからない時もあり、これはすごく大変でした。英語の授業だけでなく、英語で正規の授業を受けることができ、現地の学生の授業が体験できたので良かったです。 

三つ目はヨーロッパを旅行すること。この留学生活で11か国に行きました。留学がヨーロッパではなかったら、なかなかヨーロッパを周るのが難しいと思うので、若いうちにたくさんの国を旅行できいい体験ができました。その旅行やオランダ生活の中で、ヨーロッパはアメリカなどに比べアジア人が少ないためか、アジア人差別などにもあったりしました。嫌な思いもしましたが、日本ではできない経験なのでこんなこともあるんだなと思いました。

この約11ヶ月間、長いような短いような留学生活でした。この留学生活の中で得られたのは、自分自身のメンタルが強くなったこと、自分の意見をしっかりもつことが出来るようになったこと、料理ができるようになったこと、英語以外に韓国語もできるようになったこと、日本のことがもっと好きになれたことなど他にもたくさんあります。私にとって、この留学生活は本当にいいものになったと思います。そして、3日後には一ヶ月間の香港サマースクールに行きます。オランダで経験したことを、香港でもさらに活かしていきたいと思います。

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最後まで読んでくださりありがとうございました。