ドイツ~マインツ専門大学(福島 由隆)

外国語学部3年次生 福島 由隆

こんにちは。ドイツに留学している福島由隆です。季節もすっかり夏になり、刻々と学期の終わりが近づいています。授業も終わり、期末試験の期間になりました。時間が経つのが早かったような、ゆっくりだったような、どちらともとれるような感覚です。

今学期は、前学期以上に友達と遊ぶことが多かったです。買い物に行ったり、行ったことのなかったレストランやカフェに行ってみたり、友達の誕生日パーティーに参加したりなど、とても楽しい時間を過ごしました。

マインツには大きな劇場があります。そこではマインツの大学に通う学生であれば無料で催し物を楽しむことができます。私はハムレットのミュージカルとオーケストラを鑑賞しました。ハムレットは近代的な演出で、原作とはまた違った感覚で見ることができました。オーケストラではドビュッシーの楽曲を初めて生で聴き、改めて綺麗な音楽だなと感じました。また、指揮者の方が作曲した楽曲に日本の影響を受けて作られたものがあり、オーケストラの中で日本の楽器が使用されていたのはとても新鮮で迫力のあるものでした。

 5月に参加したドイツ人の友達の誕生日パーティーでは文化の違いに驚きました。日本では、周りの家族や友達が誕生日人を招き、祝うということが多いですが、ドイツでは誕生日の人が日頃の感謝を込めて周りの人を招待するというのが一般的だそうです。私が参加したパーティーはレストランで食事をしながらお祝いをしたのですが、料金は全て誕生日の人の負担でした。

そのドイツ人の友達は日本で働きたいという目標を持っていて、とても熱心に日本語を勉強しています。今学期は、彼と週に1度会ってお互いに言語を教え合う時間をとりました。その方にはドイツ語と英語の両方を教えてもらい、私は日本語を教えました。会話しながら楽しんで学ぶことが出来ました。そして母国語を教える大変さも知りました。慣れというものもあるとは思いますが、改めて自分の語彙力の無さを感じました。社会に出る前に日本人としての日本語をしっかり学んでおく必要があると痛感しました。

旅行にも行きました。今回の行き先はフランスのコルマールという街です。私の好きな映画の街のモデルにとなった場所で、小学生の時から数え切れないほど繰り返し見た映画と同じ景色が広がっていて、とても感動しました。

写真③Yutaka720.jpg写真③Yutaka720.jpg写真①Yutaka720.jpg写真④Yutaka720.jpg

 残りわずかですが、悔いのないよう生活して行きたいと思います。

(2018年7月19日)