ドイツ~バイロイト大学(前田 理央)
外国語学部3年次生 前田 理央
こんにちは。ドイツのバイロイト大学に留学中の前田理央です。最近のドイツはようやく夏らしい気候になり、日本のような蒸し暑さはなく日中はとても快適です。そして4年に一度のW杯も始まり大学では大会にちなんだイベントから夏を満喫するためのイベントまで、まるで大学が本当に教育機関なのか疑ってしまうような感じに変わっています。
そんな僕ですが今学期からバイロイト内で結成されたサッカーチームに所属しています。彼らと共通の友達を介して入った僕にもみんなが気さくに話しかけてくれて、僕のつたないドイツ語や英語を一生懸命に理解しようとしてくれます。チームは当初日本でいうサークルのようなものだと思っていたのですが、なんとアマチュアではあるもののドイツのブンデスリーガに所属していると聞き大変驚きました。そしていざ試合が始まるとさすが前回のW杯優勝国というだけに皆本気でぶつかり合います。全員が本気でプレーするだけに自分も気の抜けたプレーはできないですし、彼らと比べて体格に差がある自分はこれまでの僕のサッカー人生で培ってきたものをフルに活用してチームの勝利に貢献しようとしています。そして、チームが勝利した時は高校時代を思い出させるような達成感と満足感を味わう事ができます。チームメイトとも深い信頼関係を築くことができ、試合を通して新しい友達を作る事もできます。サッカーをしていて良かったと感じると共にバイロイトに来て本当に良かったと改めて感じています。
続いて学生としての日々ですが、僕はドイツ語に加え前学期に比べより難易度の高く実用的な授業を履修しています。世界の共通語である英語をそれぞれの国(英語を母国語とする国も含む)の観点から学び、彼らの歴史や生活に言語がどのような影響を及ぼすかを学ぶ講義、世界の国々のビジネスの形態や動向を実践形式で学習しながらグローバル化に対応できる知識を身につけていく講義など帰国後も役立つ知識をたくさん学べている実感があります。これらの講義は英語での履修ですが専門的な用語や日本でも学習した事のない知識が知っていて当然のかように出てきます。学生も英語が流暢に話せる学生ばかりで日々の予習と復習が必須です。その影響からか最近は勉強しない事に焦りを覚えるようになり、勉強が習慣化してきているような気がします。自分の実力以上の講義を履修しているような感覚はありますが、自身の成長のためにも諦めることなく引き続き学習していきたいです。
いよいよ帰国まで残り3ヶ月を切りました。来た時よりも時間の流れが早く感じます。この残された時間をどのように使うかで自分の残りの留学生活をより意味のあるものにできると思うので後悔の残らないよう何事にも積極的でいたいと思います。
(6月21日)