台湾~文藻外語大学(才木 大樹)

外国語学部4年次生 才木 大樹

台湾の文藻外語大学に留学中の才木です。覚悟はしていましたが、やはり台湾は暑いです。吹く風はぬるく、降り注ぐ日差しは強くて肌がとても痛いです。寮のエアコンは有料で、50時間600元(約2200円)かかります。ルームメイトと3人で200元(約750円)ずつ払っています。毎晩11時から6時間つけているので、1週間ほどで50時間使い切ってしまいます。 

最近あったことで台湾人の考え方について学ぶことが機会がありました。私が留学中の大学では構内で出るごみの量を減らすために、使い捨てのプラスチック容器や割り箸などの持ち込みが制限されました。これは2月の終わりに高雄市の港で大量のごみ食べたクジラが死んだ状態で発見された事が理由です。構内には使い捨てプラスチック容器は一切持ち込めなくなったので、学生が学内で食事する時には、各自でプラスチック容器とお箸を用意し、飲食店でご飯をその容器に詰めてもらう必要があります。クラスメイトの外国人はみんな「めんどくさい」と怒っていたのに対し、台湾人の学生はみな従順に従っていました。また、台湾人の一部の学生は学内だけでなく、飲食店で食事をしたり、飲料を買ったりする時でもお箸や水筒を各自持参して、ごみをできるだけ出さないようにしています。それを見て台湾人の環境に対する意識はとても高いと感じました。 

台湾では今年44日から8日まで連休がありました。その連休中は友達4人と台北に旅行しました。それまで毎日食事以外は起きてから寝るまでほぼ勉強していたので、とてもいいリフレッシュになりました。一緒に行った友達はみんな中国人でした。初めは4人のうち友達だったのは1人だけだったので、残りの3人とはそれまで会ったことがなかったので、みんなと仲良くなれるか不安でした。2人はフレンドリーな性格ですぐに打ち解けられたのですが、後の1人はどうやら日本人に対してあまりいいイメージがなかったそうで、仲良くなるのに時間がかかりましたが、話しかけていくうちに少しずつ心を開いてくれたようで、最終的には向こうから様々なことを話してくれるようになりました。この旅行で中国人の様々な一面を見られたので、まるで中国留学しているような気分になり、とてもいい思い出になりました。

台北101.JPG

台湾での生活は残り1か月となってしまいました。最後まで悔いの残らないよう勉学に励みます。

(5月26日)