「私の留学:新たな一歩」~名山 瑛未里(ミシシッピ大学)

外国語学部3年次生 名山 瑛未里

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こんにちは、アメリカのミシシッピ大学に2学期間留学していた外国語学部3年次生の名山瑛未里です。この10ヶ月は私の人生の中で一番濃い時間でした。今日本に帰国してから携帯の写真ホルダーに入っている写真を見返したり、思い出を振り返ったりしてもすべてが夢のようで十ヶ月間アメリカに過ごしていたことが嘘のようで、とても信じられません。

まず初めに日本に帰ってきて空港に降りた瞬間、アメリカとの違いを感じることができました。空港で国内線の乗り継ぎの場所わからなく空港のスタッフさんに訪ねました。しかし、とても急いでいて説明は雑でとても無愛想でした。次にエスカレータを待っていたら、男の人に列を抜かされた事です。アメリカではレディーファーストが当たり前だったのでとてもびっくりしました。これは日本の文化だとしても、海外からの訪問者はびっくりしますし、良いことだとは思わないと思います。アメリカでは知らない人でも目が合えばお互いに挨拶し、笑いかけあうことが普通でした。日本にいてもアメリカの文化を忘れないでいようと思いました。

アメリカ生活は振り返れば楽しかった事ばかり思い出しますが、実際には英語力が伸び悩み、周りと比較してまったり、英語を話すことも聞くことも嫌になる時期もありました。1学期目は日本人が多く、同じ寮にいた日本人学生たちと関わることが多かったように思います。イベントに参加してもアメリカ人より日本人と話すことが多く、しかも他の日本人のほうが私より英語を話せる人が多かったので、英語を話す機会があってもその人たちに頼ってしまう、というよりも会話のチャンスを譲っていました。私が答えるよりも話せる人が伝えた方がアメリカ人にとってもわかりやすいし、物事がスムーズに進むとあまり答えることをしていませんでした。当たり前ですがそんなことをしていては英語力を伸ばす事はできないし、留学に来ている意味がありません。そんな感じで最初の23ヶ月は過ぎていきました。

変わるきっかけは、11月の中頃にサンクスギビングデイというイベントで1週間ぐらいの休みがありその期間に友達5人と行ったニューヨーク旅行でした。その旅行では友達とは別行動することが多く、一人でいることが多かったです。一人でいると頼れる日本人も私より英語が話せる友達がいない状態だったので、何かあっても自分で誰かに聞くしかありませんでした。初めは不安でしたがだんだん慣れていき、自信に持てるようになってきました。この事がきっかけで、冬休みには一人で旅行をし、WOOFFというアメリカ人の農家に滞在しながら、仕事を手伝うというプログラムにも参加しました。この冬休みの経験もさらに自信につながり、積極的に話せるようになりました。今考えれば、悩んでいた最初の数ヶ月がとてももったいなかったです。

この10ヶ月の留学を通して、将来海外に住み、色々な国の人と関わる仕事がしたいという夢は強くなりました。アメリカと日本の文化の違いもこの目と体でしっかり体験してきました。これらを通じて、アメリカのことを日本に取り入れ、アメリカに日本のことを取り入れたいなど感じあることもありました。将来はこれらを伝えられるような仕事に就きたいです。英語を使って仕事をするには、私の英語力ではまだまだです。これからは海外でのインターンなどに参加し、TOEICTOEFLなど受け、もっと英語力を伸ばしておく必要があると感じています。この留学生活は私にとって、これからのスタート地点になりました。