WWOOF in the UK

国際学部2年次生 中村 穂野花

こんにちは。オランダのフォンティス応用科学大学に留学中の中村 穂野花です。 

今回、冬休みの110日から25日までの約2週間の間に参加したWWOOF UKについて書きたいと思います。

私がこのWWOOF UKに参加した理由は、留学中の10月に自分の英語力について悩んでいました。そのころは英語での会話といえば韓国人の友達と話すばかりで、ヨーロッパの人たちと話す機会が少なく、自分の英語力にとても不安と焦りを感じていました。そしてその頃、特に授業がない約1ヶ月半の冬休みをどう過ごすかについても悩んでいました。私は前に海外で食事と滞在は無料で、その代わりに働くという記事をインターネットで見たことがあり、それを思い出して調べてみました。

しかし日本人で経験した人が少ないのか、検索してもあまりヒットするプログラムがなく、英語で調べた結果でてきたのがWWOOF UKでした。そこで体験した人のレビューをたくさん見て、私も参加したいと思いました。しかし、このWWOOF UKに登録するには£20(約3000円)かかり、少し不安に感じながらも登録しました。登録後、自分がどの場所、働き方などを選択し、私は子供がいる家族を主に探しました。

なぜオランダのWWOOFに登録しなかったかというと、子供がいる家族のところに行きたかったので、オランダ語が理解できないと難しいかなと思ったのと、自分が知らない土地に行ってみたいと思ったからです。子供がいる家族が何件かヒットして、仕事内容とホームページに掲載されてある写真をもとに行き先を選び、自己紹介を書いたメールを送りました。そして期間や仕事内容、待ち合わせ場所などをやり取りしました。メールのやり取りをしたのはWWOOFに参加する3ヶ月前の10月だったので、正直キャンセルされないか、待ち合わせ場所に本当に来てくれるかすごく不安でした。

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しかし一週間前、前日に確認のメールなどを送ってくれ少し不安が和らぎました。私が行った場所はイギリスのモンマスという田舎で、車で20分ぐらい走らないとスーパーがないような場所です。そこでWWOOFの家族と初めて会い、みんながフレンドリーでとても温かく迎えてくれました。

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WWOOF2.jpg ホストファミリーの子どもたち

WWOOFでの仕事内容は、リンゴジュース(約3000本)にラベルを貼ることや畑の掃除、食器洗い、子供たちのお世話などです。一日のだいたいの流れは、朝の9時半からお父さんといっしょに作業をし、家にいる1歳の男の子と遊んだり、ご飯を食べさせたりなどをし、小学校に通っている10歳の男の子と7歳の女の子たちと話したり遊んだりしました。毎回家族揃って食事をしたので、私はこの2週間、睡眠時間以外は家族と楽しい時間を過ごすことができました。一日の中でこんなにもたくさん英語を話すのは初めてでしたし、自分があまりイギリス英語に慣れていなかったため、毎日が英語の勉強をしているようなもので、とても疲れてしまい小学生以来のほぼ毎日21時に就寝というとても健康的な生活を送ることができました。いつも一緒にご飯を食べていたのですが、話すスピードが早すぎてついていけない時も多々ありましたが、ホストのお父さんとお母さんが私に対して話すことや質問などにはあまり問題は感じませんでした。恐らく私に対しては分かりやすい英語を使ってくれていたのだと思います。でも子ども達が話してる内容が理解できなかったり、私が言っていることが通じなかったりすることもあり、やはり自分の英語力はまだまだだなと痛感しました。それでも子ども達はいつも私に話しかけてくれ、私に英語の単語を教えてくれたり、学校ではやっている遊びを教えてくれました。そんな子ども達が今までにきたWWOOFの人たちの中で私が1番と言ってくれたのが本当に嬉しかったです。この2週間の滞在の間に、家族みんなに日本語を教えたり、日本食を作ったりしました。みんなが日本食を気に入ってくれ2回も作りました。さらに「日本に帰る前にまた来てね」と言ってくれて、それがとても嬉しかったです。

WWOOF3.jpg リンゴジュールのラベル貼り

WWOOF4.jpg 家族で一緒に食事

このWWOOFの体験を通してもっと自分の英語力に自信が持てるようになりました。そして2週間の間にイギリス英語の発音や表現が気に入り、私もこんな風に話したいと思いました。もうすぐ次のセメスターが始まりますが、前学期と同じ失敗をしないように、さらに自分の英語力や自分自身がもっと成長できるように、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。