農業体験 in Berkeley, the U.S.A.

外国語学部2年次生 名山 瑛未里

こんにちは。外国語学部2年次生でミシシッピ大学に留学中の名山瑛未里です。 

私はアメリカの大学の冬休み中に「WWOOF (Working Weekends on Organic Farms)」というプログラムに参加していました。このプログラムはアメリカの色々なところで募集されているプログラムで、畑や牧場などの手伝いをし、その代わりに寝る部屋とご飯を提供してくれるというものです。最初の登録料として$50払うだけで1年間有効で、それ以外に宿泊費や食料費は一切必要ありません。応募している場所によって条件があり、応募する前に確認することができます。例えば、住むところはホストの家やテント、キャンピングカーなど。またペットがいるかどうか、ベジタリアンを募集しているなどの情報が確認することができます。

私はフロリダ州のマイアミとカルフォルニア州のサンフランシスコに応募しました。理由はどちらも他の州と比べて暖かい、そして旅行もしたい、そして私は牛や馬などが少し苦手なので、庭や畑だけを運営しているところを選びました。各州2つずつくらい応募し、その結果私はサンフランシスコのバークレイという丘のガーデンに決まりました。仕事時間は決まっていて月曜から金曜の9時から13時で、土日はオフでした。花の植え替えや雑草を抜いたり、木を植えたり思っていたより重労働でした。しかしここのガーデンのホストであるゴードンさんは仕事をしながら色々なことを教えてくれました。私の仕事をしていた丘は1991年に大きな火事があり多くの人が亡くなり、たくさんの人が家を失い、家族を失いとても悲しい歴史がありました。消防車を呼んでも丘の上なので到着するまでに時間がかかり、雨もほとんど降らないので消火するまでに時間がかかったそうです。サンフランシスコの湖の水をヘリコプターで丘に降らして消火させたそうです。ゴードンさんはこの丘にたくさんのガーデンを持っていて、他にもいろんな場所で花や植物を植える活動をしています。私はこの話を聞いて、この活動はとても意味のあることで、少しでもバークレイの丘に貢献したいと思いました。また、ゴードンさんはバークレイのすぐ側にあるオークランドという市にある石像や有名なモニュメントを見に連れて行ってくれました。普通の観光では行かないような所に行き、観光では知ることのないようなことをたくさん教えてくれました。

Emiriゴードンさん.jpg ゴードンさんと

作業の様子.jpg 作業の様子

私が10日間滞在していたところはゴードンさんの近所の家族の家です。ミシシッピ大学では寮に住んでいるので、この滞在した家族は私のホストファミリーのような存在になりました。とても暖かく、私の英語に耳を傾けて、理解してくれようとしてくれました。大学にいる時よりも英語を話す機会が多く、もっと会話力が伸びたような気がしました。家族の事を話し、お互いの国の話などをしてとても良い経験になりました。仕事が終わった後や休みの日にはサンフランシスコに観光に行ったり、ゴードンさんとごはんを食べに行ったり、とても充実した生活を送ることができました。私はWWOOFに参加したことで、アメリカで体験してみたかったホストファミリーとの生活、誰かを助けること、アメリカでの就労経験をすることができました。そしてたくさんの人との出会い、とても貴重な思い出と経験ができました。私の学校のあるミシシッピでも募集していたので、また機会があれば挑戦してみたいと思います。 

 

WWOOF(ウーフ)は1971年にロンドンで設立されたNGO団体で、農業体験と交流を推進する活動をしています。今この活動は世界中に広がり、日本でも参加することができます。この団体の活動に参加する人をWWOOFer(ウーファー)と呼ぶそうです。ご参考までに日本のウーフのサイトを掲載します。

https://www.wwoofjapan.com/main/index.php?lang=jp