アメリカ~カリフォルニア州立大学モントレーベイ校 (中町 洸介)

外国語学部3年次生 中町 洸介

初めまして、カリフォルニア州立大学モントレーベイ校に留学している、外国語学部3年次生の中町洸介です。 

みんなの留学がとてもきらびやかなものに見え、自分の留学が誇れるものではないと勝手に感じ、ブログを書くのが嫌すぎて、3か月も遅れて提出しています。ただ、そういう経験も留学にはつきものらしいので、頑張って書こうと思います。

サンフランシスコ.jpg サンフランシスコへの旅行で(本人左端)

A.jpg イベントで(本人左端)

私はALCPAmerican language and Culture Program)というESLの授業を受けています。ALCPLevel 1 Level 4まであり、Level 3Section 1 Section 2に分けられており、私は上から2番目のLevel 3 のクラスを受けています。私のクラスは私を含めて9人全員が日本人です。

留学に来る前は、ESL のクラスだから、アメリカ人はいないとしてもアジア圏の人達と出会うことができ、仲良くなれるだろう。そんなイメージを持っていました。しかし、現実は想像とは全く別物でした。ALCPにはほぼ日本人しかおらず、また他大学から50人程度の日本人が来ているなど、さまざまなことが重なり、想像していたよりも日本人の数が多かったです。

最初は、こんなのは自分のしたかった留学と違う、違う国に留学すればよかった、何のために来たのだろうなどと思うことが多くなり、かなり悩んでいました。それと同時に、英語を話す機会を作り出せていないのは自分のせいなのに、周りの環境のせいにしている自分がとても恥ずかしく、悔しくなりました。また、自分の英語力は全然足りないということ、そして、改めて多くの自分の欠点に気付きました。

そうした状況を打破するために、留学経験のある友達に相談して、様々なアドバイスをもらいました。みんなのアドバイスに共通することは、「チャンスは自分で作る」ということでした。今までの人生の中で、「そんなの分かっているよ。当たり前のことじゃない。」と頭で理解していても、いざ行動に移そうとすると、勇気がなくてできないということが山ほどあったので、これは、そういう自分を変えるためにチャンスなのかもしれないというポジティブな考え方に切り替えることができました。

CSUMBで知り合った日本人の友人がアニメーションを作る授業を履修していたので、自分も参加したいと思い、先生に直接お願いをして授業にさせてもらいました。また、外国人の友人を作るためにランゲージパートナーに申し込んだり、日本語の授業のアシスタントも募集して参加したりして、何とか自分のできる範囲で「英語を話すチャンス」を獲得しようと挑戦しました。

しかし、何事も上手く行くとは限らず、ランゲージパートナーにはドタキャンされる、アニメーションを作る授業では英語を話す機会が意外に少ないなど、それはそれでまた新たな問題が生まれ、そのたびに悩んでいました。ただ、その状況になって、「言語を学ぶだけが留学じゃない」という意味が少しずつ分かり始めてきたように思います。問題解決能力やコミュニケーション能力など、もはや英語に全く関係ないところの方が重要なのかもしれないと思いました。

つらい経験もしましたが、アメリカに住んでいることで楽しい経験もできました。日本にいる時よりも、時間が早く過ぎていったように感じます。残されている時間は少ないですが、これからも自分なりに頑張ろうと思います。