オーストラリア~CQ大学 (橋本 和真)

外国語学部2年次生 橋本 和真

こんにちは、外国語学部の橋本和真です。今回でブログを書くのは三度目となり、留学期間中では最後となる予定です。ここまで、全くトラブルもなく健康に過ごすことができています。それだけでも留学はいい方向に進んでいるのかもしれません。

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私は、日本にいる時から日本人は日本のことを全く知らないという話を聞いたことはありましたが、「そんな訳ないじゃん。日本人なんだし」と軽く考えていました。結果としては、私も何も知りませんでした。日本のことを中途半端な知識で話して、嘘を伝えたくないと考えてしまうと、本当に基本的な情報しか伝えることができません。かなり多くの外国人が日本をいい国だと認め、興味を持って質問してくてくれるのに対して、私の返答は的確ではなく、すごく情けなく感じます。私は日本人の一人に過ぎませんが、相手からするとこれが日本人かと感じているはずです。自分が日本についていかに知らないかを実感できたこと、自分を通して相手が日本や日本人を見ているのだと気付けたことが、留学における一つの収穫だと私は感じています。

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次に、私はこれまでの自分の人生が、タラ・レバで埋め尽くされていると感じました。これまでを振り返ると、そこで生まれる感情は常に、あの時こうしておけば良かった、ああしていたら良かったのになどという言葉です。そして、もしあの時にこうしていたら、こうなれていたのに、なれたはずなのにとも。。。この留学のことを考えてもそうです。ここまで過ごした時間でこれだけ?なんのために留学してるの?何をしてどれだけの成果を得た?残念ながら自信を持ってこれを成し遂げた、これだけの結果、成果が出たと言えないのが今の自分です。時間はありました。こういったことを考えていると、自分がどれだけの時間を無駄にして、浪費してきたかを痛感します。周りの人は留学したなら外国語は話せて当たり前と考えると思います。私は留学で得るものはそれだけに限らないと思います。ただ、実際に目標とする語学向上を実現する人がたくさんいることも事実ですし、多くの人は留学イコール語学力習得という固定観念を持っていると思います。そんなことを考えると、今のままでは恥ずかしくて日本に帰りたくありません。とは言えその時期は近づいているので、帰国後には、より多くの人に成長したと言ってもらえるように、残りのほとんどない留学期間を充実したものにしたいと思います。