「私の留学:最初の一歩」(静宜大学(台湾)冨永 雅博)

外国語学部3年次生 冨永 雅博

Masahiro2.jpg キャンパスの夕日

台湾に来て一週間が経ちました。大学は丘の上にあるため、大学内は坂がとても多いです。台湾ではまだ日中は30℃ほどに達するため、大学内を歩くだけでも汗をかいてしまいます。

私は長期留学が初めてなのですが、まだ大きく困ったことには出会っていません。私はまだそこまでの経験ができていないのかと思うと少し残念な気持ちです。出発前も一人で海外に行くことが数回あったためか、今回の留学でもそれほど大きな心配や不安はありませんでした。

私は今、大学内の寮に住んでいます。寮の部屋は三人部屋で、ルームメイトは二人とも静宜大学の英語学科の台湾人です。私はあまり中国語が話せないので、基本コミュニケーションは英語でしています。意思疎通ができないこともあり、お互いが四苦八苦しながら部屋では過ごしています。しかし、週末になると二人とも家に帰ってしまうので、金曜の夜から日曜の夕方までは部屋にいる時は一人になります。その時、私はWifiが通る寮のロビーに行きます。そこではWifiを必要とする留学生が集まって英語で会話をしたりします。しかしここで問題が。この寮では静宜大学の学生以外に留学生も住んでいますが、その留学生はほとんどが中国人なのです。英語圏の留学生はほとんどがOff-campusに住んでいて、私が住んでいる寮では彼らに会うことはありません。中国人留学生から中国語で話かけられることが多いのですが、私は少ししか中国語がわからなく、英語で話しをすると、向こうは英語が分からないと言って去っていきます。私は少し不思議な気持ちになると同時に、中国語でコミュニケーションが取れるようになりたいと思いました。

Masahiro1.jpg ルームメイトたちと(本人左端)

今では隣の部屋に住んでいる静宜大学の台湾人の学生とも仲良くなり、ルームメイトも他の学生を紹介してくれるので、友達の輪が広がっています。この静宜大学では、現地の学生の他に、日本から来て半年間語学学校に通った後、この大学に入学した学生などがいます。まだ本格的に授業が始まっておらず、授業は来週から始まります。自分から何かアクションを起こさないと何も起こりません。私はこの1セミスターの間に、語学向上や異文化理解も大切ですが、できるだけたくさんの人と出会い、コミュニケーションを取ることも目標にして、これからの日々を過ごしていきたいと思います。

 

(2016914)