「私の留学最初の一歩」(CQ大学<オーストラリア>~橋本 和真)

外国語学部2年次生 橋本和真

私は、オーストラリアのCQ大学に一学期間留学している、外国語学部2年次生の橋本和真です。現地について一週間経ち、生活も徐々に落ち着いてきた頃です。自分の経験から、これから留学しようと考えている人にとって参考になるようなことを書こうと思っていたのですが、少し違うことを書きたいと思います。

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日本を出発してから多くのハプニングがありました。伊丹から成田で乗り継ぎをして、オーストラリアのブリスベンに向かう飛行機の中でした。私は飛行機であまり寝られずにいたので、コーヒーをもらい映画を観ていました。やっと眠気が襲ってきたので目を閉じ、眠り始めて少しした時でした。私の前に座っていた乗客が何を思ったのか、凄い勢いで背もたれを倒し、見事に私のコーヒーも一緒に倒してくれました。私のズボンは茶色に染まり、隣の先輩にも少しかかってしまいました。倒した本人はというと、気付くはずもなく呑気に寝ています。すぐにCAに手伝ってもらって拭いたものの、ズボンもシートも濡れてしまい毛布を敷いて凌ぎました。その後、睡眠をとり朝食を食べてゴミを回収している時に、一人のCAが両手一杯にコップを抱えたまま隣の先輩のコップを受け取ろうとしました。嫌な予感はしましたが、彼女はプロだと信じていました。しかし、期待はあっさりと裏切られ、気付けばワインがズボンに。ここまでくると、もう何回濡れても一緒です。そのCAの人とはなぜか仲良くなっていたので、到着して飛行機を降りるときに、何もなかったかのように笑顔でお礼を言われました。外国人のタフなメンタルというのか、気にしない感じは素晴らしいと思いました。入国審査で顔写真の確認をする時にも、不一致となりブザーを鳴らし、周りの視線を集めました。そして、やっと到着した日の夜から大学にいた日本人の誘いで二日連続、朝まで騒いでいました。

最後に少し留学についてですが、まず留学は大変です。私も出発前は楽しくて、いい経験ができる良いものだと想像していましたが、現実は多少のズレが生じています。もちろん、楽しいことも新たな経験もできています。ただ、それだけでは成長はしないと感じています。苦しみや苦労がある中で試行錯誤することにより、さらに成長できると感じています。正直、4ヶ月なんて短すぎて、留学が終わるのが既に怖くて不安なのも事実です。最終的に自分の成長や成果を、多くの人に認めてもらえるように日々頑張っていきたいと思っています。学校に登校する初日には、どこからか飛んできた鳥が、カバンに「運」を届けてくれたのでどうにかやっていける気がします。

(2016年10月4日)