「私の留学:最初の一歩」(スンチョンヒャン大学(韓国)島村 有輝菜)

外国語学部2年次生 島村 有輝菜

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韓国に着いてから約1週間が経ちました。今年の冬に参加したカナダ英語研修とは違い、1人で韓国に行くので不安しかありませんでした。飛行機が離陸するとともに不安と寂しさで涙が込み上げてきたのを覚えています。韓国・仁川国際空港に着いてまず思ったのは、韓国語はもちろん英語と日本語で案内標識が書かれてあったことです。国際空港なら当たり前かもしれませんが韓国でも日本語があったことで少し安心しました。そして集合場所に着いてからなのですが、スンチョンヒャン大学のスタッフの方にいきなり韓国語で話しかけられて、とりあえず聞き取れた「どこから来ましたか?」に「日本から来ました。」と韓国語で答えられたことが一番印象的で、着いたばかりの留学生にいきなり韓国語で話すものだろうかと疑問に思いました。また周りは中国人ばかりで大学の寮まで全くわからない中国語で案内されたのも疑問でした。

スンチョンヒャン大学にはGlobal Villageという寮があるのですが、私が到着した時にはまだルームメイトは来ておらず、そしてその日は結局誰も来ず、寂しく不安な夜を過ごしました。ホームシックには気をつけようと思っていた矢先の出来事で、私は耐えきれず母に早速電話しました。この日私は1人で海外に行く怖さを知ったように思います。またご飯を買いにコンビニに行ったのですが、何もかも韓国語で表記されており、より一層不安になりまいた。しかし翌日の夜にはルームメイトが来て、一緒にご飯を食べるなどして気持ちが楽になりました。

韓国に来てからのこの1週間はオリエンテーションがあり、多くの留学生と話すことができましたし、また数少ない日本人にも会えました。日本人留学生は私含めて4人しかおらず、そのうち2人は前学期から韓国で留学している先輩留学生でした。先輩方からいろいろ教えてもらったり、わからないことを聞いたりして、留学生活を送っています。先輩方に会ってから、より多くの留学生とも話せたり、韓国料理を食べたり、充実した生活が送れています。嬉しいことではありますが、1人では何もできなかったことに悔しさを感じることもあります。

822日から26日まではオリエンテーションをして1日を終えることが多かったので週末は1人で弘大(ホンデ)とアサン市まで遠出しました。以前カナダ英語研修の時に1人で遠出したときはわからないことがあっても英語で質問したり、周りの標識を頼ったりして楽しむことができましたが、今回は韓国語が完璧ではないため苦労しました。スマートフォンを使ったり、親切な方が身振り手振りで教えてくれたりしてくれたおかげで何とかしたかったことはやり遂げることができました。韓国の方の優しさと自分の未熟さを感じた最初の週末でした。まだまだ数え切れないほどの出来事があった1週間でしたが、今回はこの辺で。