台湾~静宜大学(小山 慶)

国際学部3年次生 小山 慶 

台湾の静宜大学に留学をしている国際学部3年次生の小山 慶です。

私は台湾で21歳の誕生日を迎えました。その日、たくさんの人に祝福の言葉をもらいました。ふと、気づけば、年々歳を重ねるごとに楽しさが増しているなと実感しました。それはきっと、歳を重ねるごとに出会いが増え、出会った人と様々な瞬間を共有し、日々を過ごしているからだと思います。そう思えるのも、台湾で出会った人との想い出の一つ一つに思い入れがあるからかもしれません。冬でも比較的温暖な気候の台湾で過ごし、私にとって心温まる出会いがたくさんありました。そんな留学生活がもうすぐ終わります。先週はルームメイトが1人帰国し、部屋が広く感じて、やけに寂しくなりました。

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中国語のクラスメートの家でBBQ(本人右から二人目) 韓国人のクラスメートの家族全員で韓国料理を振舞って頂きました!!

この中国語のクラスは途中参加であったにも関わらず、わからないところは学生同士で教え合い、協力して語学を学ぶクラスでした。先生と生徒の半分以上がキリスト教徒だったため、宗教の違いに戸惑ったこともあります。例えば、クリスマスシーズンには、先生がきよしこの夜を歌おうと歌詞カードを持ってきました。しかし、キリスト教徒の学生達が「私たちは歌わない。」と言いました。先生も同じキリスト教徒なのに、きよしこの夜を歌おうと言う先生と歌わないと言う学生では違う宗派であることを知りました。いつも授業を受けているときは宗教について話すことはないので、この時に初めてクラスメートがキリスト教徒であることを実感しました。そして、学生は年齢や職業が違いましたが、毎日のように母国の文化について話をし、楽しい中国語の授業でした。

Chika.jpg   台湾の東側にある台東

この台東は私が台湾で一番好きな地域です。海と山に囲まれていて、少数民族も暮らしていて、自然が溢れる場所です。この日は、友達と朝5時半にホテルを出発し、朝日が登る瞬間を眺めました。

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先週はFarewell partyがあり、交換留学生同士で想い出の写真や動画を観ました。

私は留学をする前に、語学を学ぼう、異文化を学ぼう、自分の好きな日本の文化を広めたい、そんな想いで留学をしました。しかし、日本で想像していた留学よりもはるかに楽しい生活を送ることができました。勿論、文化の違いで悩むことがたくさんありました。でも、その度に私の留学は1セメスターしかないのだから、自分から行動して変えていこうとしました。そして、失敗した時も、私は1セメスターのうちにいろんな経験ができた!とポジティブに捉えることで、異文化に出会うことを恐れなくなりました。そして、今は留学に来て本当に良かったと心から思っています。最後に、私の留学を支えてくださった先生方や国際センターのスタッフの方々、悩んでいたときにアドバイスをくれた友達に感謝をしています。本当にありがとうございました。