韓国~スンチョンヒャン大学(山部 明日香)

外国語学部3年次生 山部 明日香 

こんにちは。韓国のスンチョンヒャン大学に留学している外国語学部3年次生の山部明日香です。今回で最後のブログ投稿になりました。韓国での生活も残りわずかとなり、一つ一つの授業が終わっていき、私の留学生活も終わっていくんだなとしみじみ感じています。今回は、留学を少しずつ振り返っていきたいと思います。

前回のブログ投稿からいろいろなことが起こりました。

11月前半には部屋に虫が大量発生するという事件が起こりました。ある日、部屋の天井を見るとたくさんのテントウムシのような虫がいて、大騒ぎしたのですが、部屋の窓を見るとさらにたくさんの虫がいて、他のルームの韓国人に殺虫剤を借りて、何とかその場を乗り越えました。しかし、私の部屋だけでなく、他の棟のいくつかの部屋も同じように虫が大量発生していたらしく、何日か後には全部屋で虫の駆除作業が行われました。私は、虫がとても苦手で、すごく大騒ぎしたのですが、駆除作業が行われたおかげで安心して部屋で過ごすことができるようになりました。

こちらでは、11月後半には雪が降り、一晩で一面が真っ白になるほどの量の雪が積もりました。雪は積もった前日の夜中に降りはじめ、朝になり窓の外を見ると、地面が雪で覆われていました。たくさんの留学生が外に出て雪だるまを作ったり、雪合戦をしたりして、雪を満喫していました。日本でも雪は降りますが、たくさんの量の雪が積もることは稀なことなので、私も同じように雪だるまを作ったりして遊びました。雪が降った次の日はとても気温が低くて、とても寒く、カイロを持っていてもすぐに冷たくなってしまって、使えなくなるほどでした

雪のキャンパス.jpeg  雪のキャンパス

私が824日に韓国に来てから今日までずっと感じていることは、「出会いはいつまでも尽きない」ということです。韓国のインチョン空港に到着した時に、これから共に留学生活を送っていく人たちと出会い、それからルームメイト、クラスメイト、Exchangeのパートナー、日本語を学んでいるスンチョンヒャン大学の学生、大学内の清掃をしてくれている清掃員の方、電車に乗っていたら話しかけてくれる韓国のおじさんやおばさんなど、色々な人たちと出会い、話をすることができ、これまでにないくらい4カ月という短期間でたくさんの人と出会いました。また、私が感じたことは韓国人の「やさしさ」です。そのうちのエピソードとして、ある出かけ先の帰りの電車で、指定席をとることができず、電車内にある休憩車両のようなところにいた時のことです。その日は帰りの時間が遅かったということもあり、たくさんの人がその車両にいたため、満員になっていました。私たちはなんとか隙間を見つけ座ることができたのですが、隣に同じように座っていた韓国人のおばさんが、私たちが日本人だと気づき、気を遣ってくれて「私の友達が次の駅で降りるから、その席に座りなさい」と席を譲ってくれました。長時間、その車両に乗っていなければならなかったので、とても助かりました。

韓国での4カ月という交換留学は、出発する前はどうなるのかと予測ができず、不安な気持ちもありましたが、結局、生活や環境に慣れることに精一杯でした。ただ、4カ月がたった今は、「あー、もっとこうしておけばよかったな」とか「4カ月って本当に早かったなあ」という気持ちのほうが大きくて、とても物足りない気持ちでいっぱいです。また、留学前に受けていた事前授業の中で、それぞれの第一印象を伝えあうという授業があったのですが、その時に私は「こわい」と言われることが多かったので、そう思われないようしないといけないという気持ちで韓国に来ました。そして、今、日本に帰国する前になって、中国人の男子学生に「どうして日本人はいつもにこにこ笑っているの?」、「日本人はいつも笑っている」と言われました。その言葉を聞いたとき、私はすごく嬉しくて、私自身の目標がひとつ達成できたと感じました。

私にとって、この4カ月のスンチョンヒャン大学での留学生活は、人生の宝物になり、ここで出会った友達とはこれでお別れではなく、FacebookKakao Talkなどで連絡を取り続けていきたいと思います。

今回の交換留学を私に勧め、推薦してくださった先生、色々なことを助けてくださった国際センターの方々、スンチョンヒャン大学の先生・スタッフの方々、そして、留学することに賛成してくれた両親に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。これから、様々な形で恩返ししていきたいと思います。

友達①.jpeg友達②.jpeg  友人たちと

ルームメイト12.17.jpeg ルームメイト(本人後方)