フランス~オルレアン大学(趙 奕蓮)

以下は、11月20日に送られて来たエントリーですが、こちらの手違いでアップが大幅に遅れてしまいました。ご存知のように、11月13日(日本では14日未明)にパリで同時多発テロ事件が起こり、多くの貴重な命が奪われました。犠牲者のご冥福を祈ると共に、二度とこのような事件が起こらなことを心より祈ります。Pray for Paris, and pray for France!

本学では、オルレアン大学に趙 奕蓮さんを派遣しており、心配をしていましたが、幸いにもオルレアン大学はパリから離れていることもあり、今も留学を継続しています。


国際学部3年次生 趙 奕蓮

みんなさん、こんにちは!私はフランスのオルレアン大学に留学している国際学部3年次生の趙 奕蓮です。今回が2回目の投稿になります。

あっという間に時間が流れて、こちらに来て約2ヶ月半が経ちました。フランスでは、10月25日にサマータイムが終わり、寒い時期が近づいています。この時期はちゃんと自己管理して、病気をしないで元気に暮らすことが大事です。

Brenda scene
寮の前の風景

先日(テロ事件の前です!)、学校主催のアクティビティで留学生たちと二度目のパリへ行きました。夜開け前にパリ行きのバスに乗って、二度目のパリの旅がスタートしました。今回はガルニエ宮とパンテオンの見学です。私はこの中でガルニエ宮が一番興味深く、印象に残ったので、ここで少し紹介したいと思います。ガルニエ宮はパリ国立オペラの公演会場の一つで、オペラ座と呼ばれることもあります。この世界的に有名な歌劇場は、ナポレオン3世の指揮のもとシャルル・ガルニエが設計したネオ・バロック様式の素晴らしい建築物です。

オペラ座
ガルニエ宮(オペラ座)

オペラ座2
中の回廊

オペラ座は1875年から使われ始め、建設当時はさまざまなオペラを上演していましたが、現在は主にバレエの公演に使用されています。「オペラ座の怪人」もガル二エ宮をモデルに作られました。昔はオペラ座に「幽霊」がいると言う伝説があり、この幽霊は女優クリスティーヌ・ダーエに恋心を抱き、彼は彼女の歌の才能を導いていきました。「幽霊」はいつも劇場の5番部屋でクリスティーヌの歌を楽しんでいましたが、クリスティーヌがもう一人の男と恋に落ちたので、「幽霊」がクリスティーヌを自分のものにするために誘拐してしまうというストーリーです。このような怖い伝説がありますが、劇場のデザインは金色に輝き、バロックの絢爛豪華な美しさで、目を奪うような建物です。

伝説5
伝説の5番部屋

パンテオン
パンテオン

この数か月の留学生活で、トラムチケットの買い方から各手続きのやり方まで、様々なことを習得できましたが、異文化ショックでまだ慣れてないこともあります。この前、パリでテロが起き、第二次戦争以降、最も緊張した戦備状態に入りました。劇場やスタジアムなどで、銃撃事件と爆発事件があり、約130人が亡くなりました。あの事件が起こった週末はちょうどパリに行くつもりだったので、今でも思い出すと怖いです。フランスは拳銃が厳禁ではない国なので、21歳以上の民衆はだれでもガンを持つことができます。あのテロ事件以降少し不安になりましたが、私の住んでいる場所はオルレアン市の中心部からも30分以上離れている田舎なので、まだ少し安全です。

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Pray for Paris

パリのテロ事件以降、期末テストが近づいていることもあり、私はほぼ学校と寮の往復だけの毎日です。そのため、ここからは授業の様子をお伝えします。今学期、私はフランス語の基礎をしっかり身につけ、ヨーロッパの文化を学ぶため、文法、パソコン応用、発音練習、作文、オーラル、総合フランス語、フランスの文化、この7つのフランス語の授業を履修登録しました。最初は慣れていなかったので、先生が話している内容を全部理解するのが難しかったですが、この2ヶ月半で、フランス語を聞いたり、話したりすることにどんどん慣れてきました。フランス人の友達もできて、語彙を増やしたり、会話力をアップさせるためにいろいろと頑張っています。最近は外に出ると危険なので、あまり遠くまで行くことはできませんが、寮と学校だけの毎日も充実しています。

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友人たちと(本人右端)

あと一ヶ月でクリスマスなので、ここでみんなに「Joyeux Noël!」と言いたいです。一日一日と時間が過ぎていきますが、これからの留学生活も一緒に頑張りましょう。

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