オランダ~フォンティス応用科学大学(北原 康太郎)

国際学部3年次生 北原 康太郎 フォンティス応用科学大学に留学中の国際学部3年次生北原 康太郎です。 OH MY GOD!!!!という心境です。私は、大学に入学したころから、指をくわえながら留学中のきらきら輝く先輩方の書いたこのTaking Offを羨望の眼差しで見ていました。そんな私が今Taking Offを日本からオランダに持ち込んだFUJITSUのパソコンでカチャカチャとタイピングしています。本当に嬉しいです。 私の留学は、2015年8月7日から始まりました。空港に着いて最初に思ったことは、『でかい。』何が?『オランダ人でかい。』冗談抜きで僕の2倍くらいあります。聞いたことがあるかもしれませんがオランダは世界一身長の高い国なのです。男性の平均身長は183センチ、女性は169センチ。ちなみに僕は165センチ。オランダ留学が終わるころに僕の身長が伸びていたら相乗効果が本当に存在するということになりますね。楽しみが一つ増えました。ただ問題が一つ発覚しました。トイレです。便座が高い。足が全部つかない。小さい方をする時でさえも便器が高い位置にあるから大変な事になっています。ただこれも留学。どうすればより快便に近づけるこれから創意工夫していこうと思います。想像力豊かな方が気分を害されたら悪いのでトイレの話はこの辺にしておきます。 IMG_3099.jpg 留学生たちと   次に、オランダという国。まだこちらに来て1か月しか経っていないので知らないことの方が多いのですが、オランダは世界一自由な国だと思います。オランダの首都であるアムステルダムに行った時の話です。ちなみに僕の住んでいるフェンロからアムステルダムまで電車で2時間です。電車代は片道約€20かかります。アムステルダムは本当に綺麗な街です。街全体が芸術作品というように感じました。芸術の街を散策していると日本では考えられないお店がありました。マリファナのお店です。現地の人はCoffee Shopと呼ぶそうです。オランダは、『マリファナ』、『売春』、『同性婚』が合法の国なのです。しかし自由だからと言って治安が悪いという感じはしませんでした。自由という言葉の裏側には、自制や自立という言葉が隠れていて、オランダの人はしっかりしている人が多いのかなと思いました。 そして、簡単に僕の通っている学校や住んでいるところについて書きたいと思います。私は学期が始まる前にサマースクールに参加しました。たくさん友達ができ、学期前にこちらの生活に慣れることができたので、参加して良かったと思います。そして私の住んでいるところは、学校の提供するアパートにドイツから来た男子と女子学生1名ずつ、台湾から来た女子学生、そして僕を合わせた4人で住んでいます。国際的なテラスハウスですね。そして学校は、家から歩いて約15分。英語、経営学、ビジネス英語、オランダ語、ヨーロピアンカルチャーを履修しています。 最後に、この1か月がいかに大変だったかを書きます。あんなに目標にしていた留学ライフを送っているのに、住み慣れない部屋で一人になった時、ふと分らなくなる時がありました。国際学部の学部留学をし、交換留学に行った先輩たちの体験談などを聞いて、交換留学への準備はできていたつもりだったのに、突然「なんで僕は英語を勉強しているのだろう。。。」、「なんで留学に来たのだろう。。。」、「僕はいったい何がしたいのだろう。。。」という根本的な疑問が湧き上がってきました。常に崖っぷちで戦っていて、少しでもツンと押されたらどこまでも沈んでいきそうなそんな気がしたこともあります。手を差し伸べてくれる人などいない。自分でどうにかするしかない。後退りなんてできない。留学に来てから一、二週間はそんな目に見えないプレッシャーと日々戦っていました。でも、止まない雨はないと自分に言い聞かせ、模索しながら自分と向き合っているうちに、抱えている疑問が晴れました。迷ったり、悩んだりしたおかげで、改めて自分の気持ちに気づくことができ、新たな発見もあり、今ではツンと押されても倒れない自分になった気がしています。今思うのは、何でも自分の気持ち次第なのではないだろうかということです。これからも迷ったり悩んだりすることがあると思いますが、自分の価値観にとらわれず、ベクトルを外側に向けて、この貴重な留学生活を楽しんでいこうと思っています。 IMG_3188.jpg