台湾~文藻外語大学(岩井 優奈)
経営学部ホスピタリティ経営学科3年次生 岩井 優奈
こんにちは。台湾の文藻外語大学に留学している3年次生の岩井優奈です。1月16日で留学先大学の授業が終わったため、寮も学校もとても静かです。本来ならば留学自体は昨日で終わりだったのですが、延長することも可能だと先生から提案していただいたので1月末まで授業を受けることになりました。そのためルームメイトや他の学生を見送る立場になりました。
友人たちと(本人左から2人目)
寮の最終日には期末清掃があり、これが想像以上に厳しいものでした。埃一つ許されず、無事合格をもらえた時には既に4時間が過ぎていました。その後は学生が帰国したり、帰省したりで、一気に寮が静かになりました。私はルームメイトとお別れをする時、本当に大号泣でした。初めは寮生活に不安と不満があり、自分以外は中国人と台湾人であるため会話一つするにも気を遣う状況に泣きたくなる日々でした。海外研修(短期の語学研修)のときのように、自分から行動しなくても周りがなんとかしてくれるような状況ではなかったので、最初は本当に辛かったです。それでも伝わるまで必死に話し続けるうちに相手も私に耳を傾けてくれて、会話が弾むようになりました。少しずつ会話のバリエーションが増えていく楽しさは今でも忘れられません。英語ができないことを恥ずかしく思う時もありましたが、一緒に発音の練習をしたり、今ではクラスメイトまでが私の発音練習に付き合ってくれたりしています。あれほどにまで嫌だった寮生活が、今となっては私の中で大切な思い出です。ドアを開けると「おかえり、テストどうだった?ご飯食べた?」と話が始まり、一緒に勉強したり、しょうもないことで泣くまで笑ったり、愚痴を言い合ったり、ルームメイトがいることが当たり前になっていたので、いなくなると思うと涙が止まりませんでした。4ヶ月喜怒哀楽を共にした存在は大きく、ずっと繋がっていく友達を作れたことだけで、私の留学は幸せなものだなと思います。言葉の壁は大きく厚いものだと思っていましたが、本気でぶつかり心から理解したいと思って接することができたら、言葉はただのツールでしかないのだと私は留学を通じて思うようになりました。クラスメイトとはまだ一緒に勉強する時間があるので、残りの時間を大切にし、最後の思い出を作りをしたいと思います。
友人たちと(本人左から2人目)
高雄は1月中旬でも気温が20℃を超える日々が続いているため、寒さとは縁がなく大変過ごしやすいです。台湾の友達やその家族に色々な場所に連れて行ってもらったり、家に招待してもらったりすることもあり、台湾人の温かさも日々感じながら生活しています。今週、2年前の海外研修でホームステイを家族の娘さんで昨年8月から大阪学院大学で交換留学をしていた友達が留学を終え帰国するので、彼女と彼女の家族皆で一緒に旅行に行くのが今の楽しみです。私の留学目標の1つが「ホームステイをしていた彼女の家族と通訳なしで、私の言葉で会話する」だったので、それが達成できるように頑張りたいと思います。
高雄の観光地:蓮池潭