韓国~ペジェ大学(舟越 烈斗)

外国語学部2年次生 舟越 烈斗 こんにちは! 韓国のペジェ大学に留学中の舟越 烈斗です。韓国はもう雪も積もり、気温も毎日凍えるほど寒くて大変ですが、今学期の授業が全て終わり、ここでの生活にも慣れて、楽しく快適に過ごしています。 Letto snow 教室からの景色 そして韓国での生活に慣れていくにつれて、日本に興味のある韓国人の友達と出会う度に、韓国の人々が日本人に対してどう思っているか、日本に対してどんなイメージを持っているかなど、学ぶ事は増えていくばかりです。
韓国に来て1番胸にささり、真剣に考えようと思わされたのは、両国の歴史についてでした。韓国人の友達と日本について会話する機会がたくさんあるのですが、その時は大体歴史の話になります。韓国では若者も歴史に強い意識を持っていて、日本の歴史も日本人よりも良く知っているので、僕は日本のことを何も知らずに来てしまったんだなと思わされることがよくあります。 歴史や文化について「日本はどうしてこうなんだ」と言われても、僕は逆に「韓国はどうしてこうなんだ」と思ってしまいます。1番近くて言葉も文化も似ている国なのに、国や人柄などはお互いに理解できないところがたくさん見えてきて、不思議な気持ちと切ない気持ちがあります。それでも、相手を理解し、分かり合いたいと思っていますし、日本人に優しくしてくれる韓国の人々のあたたかさが僕は大好きだと感じる日々です。 Lett friends 日本学科の学生たちと食事(本人右3人目) 実際、日本と韓国が良い関係とは言えませんが、ペジェ大学には日本学科があります。日本学科の学生たちはみんな日本に興味を持ってくれていて、この間あったセミンジェ(外国関係の学部の学生たちがさまざまな国々の民謡やダンスを披露する発表会)では、彼らがソーラン節などを一生懸命踊っている姿を見て、僕は涙が出ました。両国の歴史的問題においては、日本は韓国にとって決して良い国とは思われていないにも関わらず、日本にここまで興味を抱き、日本大好きと言わんばかりの表情でソーラン節を踊る姿は、とても感動的で幸せな気持ちになりました。 Letto dance 日本学科の学生のダンス このように今学期の韓国での生活では、悲しい現実の中でも嬉しくて感動的なことをたくさん発見することが出来て、海外で生活するということがとても意味のあることだと実感する4ヶ月でした。しかし、テジョンはソウルなどの都市に比べると田舎すぎて遊び場も何もなく、韓国人の友達は休みの日になるとほとんどみんなソウルなどの実家に帰ってしまうので、寂しくて退屈だと思うこともあります。でも、ここは日本人も少なく韓国語学習には最適で平和な場所です!来年も引き続き積極的に頑張りたいです。