アメリカ~センテナリー大学(谷本 竜基)

外国語学部3年次生 谷本 竜基 私は、アメリカ東北部に位置するセンテナリー大学で、1学期間の交換留学生として学んでいる谷本竜基です。こちらは、まだ雪は降っていないものの、夜になると気温は5度まで下がり、冬用の服を着ていないと寒いです。今回は、こちらの状況を紹介していきたいと思います。 Ryuki1.jpg 本人左から2人目 この大学に来て早くも2ヶ月目になろうとしています。昨日のことですが、自分の英語能力のなさを考えていると凄くネガティブな気持ちになり、この2ヶ月で私は何をしているのだろうと自分を責めました。周りのみんなと違い、1学期間という限られた時間しかないので、もっともっと勉強しなくてはという気持ちが起こりました。この大学には、去年から4年間の予定で留学している頼りになる友達がいます。その人は、最初の1年をこのように語っていました。「俺は、この1年間ほとんど日本人と関わることなく、わからないことは必死になってアメリカ人に聞き、最初はルームメイトとも喧嘩して、やっと今のこの素晴らしいポジションを勝ち取った!」と彼は言いました。その彼の努力に比べると、私も努力はしているものの、まだまだだと感じます。しかし、私もこのままこの半年間を過ごすほどバカではありません。今は、自分に足りないものがたくさんあります。その中でも一番の問題がスピーキングです。これは多かれ少なかれ交換留学生が直面している問題だと思います。アメリカにいるのだから、自然に英会話力が上がると思うかもしれませんが、そんな簡単にはいかないのが現実でしょう。自分の言いたいこと、思っていることが口から出てこないのです。この状況から逃げて日本語を使ってしまっては、もはや海外留学ではないと考え、ある決断をしました。幸いにも、この大学には、交換留学生のために月曜日から木曜日まで毎日1時間、集中会話向上センターが開かれています。今までは、あまりにも話せなければ、恥ずかしいだけではないのか思ってきましたが、そんなことを言っていてもスピーキングの力が伸びるわけではないので、本日2014年10月6日をもって毎日行ってやろう、そして帰るまでにはある程度言いたいことを言えるようになってやると心に決めました。人は窮地に立たないとなかなか決断できないものです。私も最初はまだまだ時間があると思っていましたが、そうではないと気付いたので、この決断ができました。 せて、暗い話はここまでで、ここからはセンテナリー大学での私が行なっていること、授業や生活について話したいと思います。私は、この大学で4つの科目を履修しています。アカデミックライティング、リーディング、音声学、国際政治です。国際政治は他の留学生のための英語授業とは違い、正規の学部授業なので、苦戦を強いられています。英語の授業は、最低限の知識をつけるためのクラスなので、私にとってはそれほど難しくありません。しかし、国際政治は、アメリカ人が積極的に発言しているので、先生や学生が言っていることを聞き取るので精一杯です。さらにテストとなるとお手上げです。最初のテストでしくじってしまったので、今はさらに大変です。この他にも、私が受講したかった教育学が履修できなかったので、ESLの先生に相談したところ、教育学専門の教授を紹介してくださり、今はその先生に個別授業をしてもらっています。生徒がどのようにリーディングやライティングを身につけて、それをどう社会に生かすことができるかが書かれた本を毎週約30ページ読み、アウトラインを作成して、それを基に先生とディスカッションをしています。自分の興味のあることなので、とてもためになります。 Ryuki2.jpg 生活に関しては、毎日授業が終わったら図書館に引きこもって、宿題を必死に終わらせています。毎週のようにテストがあり、毎日勉強するという環境にいるので、良い環境と言えるかもしれないです。留学生のほとんどが木曜日で授業が終わるので、毎週木曜日の夜は飲み明かしています。多くの留学生がその日に集まって、話したり飲んだりしているので、最高のひとときです。 Ryuki3.jpg また、センテナリー大学は、とてもプログラムが豊富で、動物園やテーマパークに行くプログラムや、ほぼ無料でバスや車がNYのマンハッタンまで出ています。映画も学内で上映されることもあるので、勉強の気晴らしにもなります。そして、寮に住んでいると、少し費用は高いですが、朝、昼、晩とビュッフェが食べられます。もちろん日本人の口からすると味は満足いかないですが、決して悪くはないです。 Ryuki4.jpg さて、ここで色々と話してきましたが、もしこの大学に興味があり、話を聞いて見たいという学生がいれば、国際センターの畑中さんを通じて私にメッセージをください。相談に乗ります。ここに来て、吸収して帰りたいことがまだまだ山ほどあり、ここでは説明しきれないぐらいです。私が言えるのは、留学に行きたいという気持ちがあるなら、そのチャンスを逃さない方がいいということです。私も、英語能力に悩んでいる身なので、留学に踏み出せない気持ちはわかります。でも夢を叶えるのは自分です。後悔のないようにしてください。Thank you for reading!