ペッソク大学~韓国

国際学部2年次生 加納 憲 こんにちは。韓国のペッソク大学校に留学している加納憲です。 ペッソク大学キャンパス ペッソク大学キャンパス こちらに来てから早くも2ヶ月半近くが経ちました。毎日の授業や課題、韓国語でのコミュニケーションなど大変なことも多いですが、韓国人の友達もたくさん出来、とても充実した留学生活を送っています。アメリカ人の友達から教わった、「Work hard, play hard.」と言うアメリカの諺を毎日心の中で繰り返し、現地での生活に取り組んでいます。 今回の記事で書きたいことはたくさんありますが、「基礎の重要さ」と「話す事の素晴らしさ」の2つに絞って書きたいと思います。 まず、「基礎の重要さ」です。僕は、ペッソク大学で語学堂の韓国語の授業と英語の正規科目の授業を取っています。語学堂では、韓国語を基礎から勉強していますが、初めはとても苦痛に感じていました。なぜかと言うと、日本で基礎を学んで来たのに、「なんで、留学先に来てまで、自分はまた基礎から復習しないといけないんだ。」とずっと思っていたからです。最初の2週間は、もっと上のクラスで韓国語を勉強したいと思っていました。でも、実際に授業を受けてみると、発音が出来ない文字や単語がたくさんあり、本当の自分のレベルを知りました。これまで、勉強に関して、「基礎がそこまでしっかりしていなくても大丈夫」だという考えが自分の中にありましたが、基礎から学べば、しっかり文法を学ぶことができ、正確な発音で会話ができるようになり、きちんとした文章が書けるようになるということが良くわかりました。今は、基礎のクラスで勉強できて本当に良かったと思っています。これも今回の留学で成長した部分だと思います。 世宗大王 (1) ハングルを作った世宗大王の像の前で そして、「話す事の素晴らしさ」ですが、韓国に到着した時、空港で携帯電話をレンタルしました。その時は、慣れない韓国語と英語で何とかなり、そこで「通じた。これならすぐに色んな人と話せる」と感じました。でも、現実はやはり甘くなく、いざ学校に通い始めたり、出かけたりすると、言葉が出ませんでした。言いたい事も伝えられず、相手の話も全くわからず、2週間近くは、授業以外で韓国語を話すことは全くありませんでした。すべて韓国語のわかる日本人や日本語を勉強している韓国人に助けてもらっていました。しかし、ある時、通訳をしてくださる日本人の先生が、ペッソク大学の国際センターの人に「ゆっくり喋ってあげてください」と伝えてくれ、そうすると相手の話している内容が理解できるようになり、また相手も僕が話すのを待ってくれるので、僕も気持ちを韓国語で伝えられるようになりました。そして、一番嬉しかったのは、友達や先生に韓国語が上手になったねと言われたときです。やはり人に頼ってばかりいるより、自分で解決した方が勉強になります。 博物館 韓国人とドイツ人の友人と博物館へ(本人右端) また、僕は日本語を教える「チュータリング(Tutoring)」と言う授業を手伝っています。初めは、日本語でしか会話をしなかったのですが、最近では授業で教わった単語などを忘れないように、その日習った単語を使ったりして、少し韓国語の会話の練習をさせてもらったりしています。 チューター チュータリングの授業の様子(本人左から2人目) 僕の留学生活も残り約1ヶ月半ほどです。これからも韓国でたくさんの経験をし、語学のレベルを向上させ、色々なことをしっかり身につけたいです。そして、お世話になっている先生や家族に、成長した自分を見てもらえるように、残りの期間も一層努力したいと思います。また、そうすることで、この留学生活が次のスッテップへの架け橋にもなるように思います。 最後に、みなさんはすでにわかっているかも知れませんが、基礎の重要さ、自分から話す事の重要さをもっと知ってほしいです。何事も経験と思い、どんどん挑戦していきましょう。 最後まで読んでいただきありがとうございました。