Hello from Sweden! ~ リネアス大学
外国語学部4年次生 水川 絵美
Hejsan! 私の9か月のスウェーデン留学生活も終わりを迎えようとしています。先日、大学側のGoodbyeパーティが開かれ、次々と友達が自分たちの国に帰っていっています。これまで4人の友達を駅までお見送りしました。最後のハグをして、電車のドアが閉まるときがとても寂しいです。来週、とうとう私もカルマルの町を離れますが、全く実感がありません。
今回は私の最後のスウェーデンからの投稿になるので、ここでひとつ、スウェーデン料理をご紹介したいと思います。
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Flygande Jakob (Flying Jacob)
一言でいうと”チキンとベーコンのチリクリームソース”です。
(5人分)
材料:グリルドチキン/1羽 ベーコン/200g 生クリーム(料理用)/200ml
スイートチリソース/小1/2本(瓶) ピーナッツ/小一袋
作り方:①生クリームをホイップして、スウィートチリソースと混ぜる。
②ベーコンを1cm幅に切って、炒める。
③グリルドチキンを手で細く裂き、大きな耐熱皿に入れる。
④②を③の上に乗せる。
⑤①をそのまた上に乗せる。
⑥オーブンで20分間焼いて、仕上げにピーナツを好きなだけ撒く。
ご想像通り、とてもハイカロリーですが、とても美味しいです。それに、とても簡単なので、ぜひ作ってみてください。IKE○に行っても味わえません。この料理はスウェーデンの情報本でも見たことがないので、日本料理でいう肉じゃがのような家庭料理だと思います。ちなみにレストランでも見たことがありません。
“肉オンザ肉”スウェーデン人はお肉をよく食べます。森林がほぼ国土を占めるスウェーデンは、昔、林業が盛んで、力仕事が必要でした。そのために肉をたくさん食べ、働くパワーの源が必要だったそうです。しかし現在はそうでもなく、逆にたくさん食べすぎだと、健康上の問題になっているようです。
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(本人右端)
当初は大きな不安を抱えてスウェーデンにやってきましたが、今となってはもっと住んでいたいという気持ちの方が大きいです。細かいことを気を遣って疲れてしまう私の性格には、海外での生活はとても合っているように感じます。この9か月間の留学期間は、自分と向き合うとても良い機会でもありました。新しい自分や自分の心に耳を傾けることの大切さに気づけた、大事な時間を過ごすことができました。それに、一番の敵は自分自身でした。日本にいるときから、私はどちらかと言うと話を聞く役で、それはたとえ言語環境が英語に変わっても同じような状態でした。しかし、英語(特にスピーキング)の力を伸ばすためには、受身の姿勢ではなく、自分から話していかなければなかなか成長しないだろうと思い、そんな聞き役から話すことが好きな自分へと変えることに苦労しました。他にも、私は今まで日本の教育方針にどっぷり浸かってきたので、授業中の発言やディスカッションがとても難しく感じました。留学中のつらかった経験も今振り返れば、すべで必要なことであったと確信しています。すべてが大切な思い出です。
(本人左から2人目)
スウェーデンに留学して、本当に良かったと心から思います。これまでサポートしてくれた家族や友達、大学の先生方、国際センターのスタッフのみなさんにとても感謝しています。最後まで読んでいただきありがとうございます。Tack så mycket ^_^



