Hello from Sweden!~リネアス大学(スウェーデン)
外国語学部3年次生 水川 絵美
Hej hej! とうとう雪が降り始めたスウェーデンです!こちらでの授業のことだけでなく、スウェーデンの様子もお届けしたいと思います。
カルマ城
こちらに留学して早くも2ヶ月が経ちます。この交換留学は私にとって初めての海外で、最初のころは国際線の機内食や英語の案内標識など、何もかもが初めてのものばかりでとても刺激的でした。さすがに今はこちらの生活にも慣れ、ヨーロッパの生活を楽しんでいます。
私はリネアス大学のカルマキャンパスで、今学期5つの授業を履修しています。スウェーデンの大学は、日本のように一斉に複数の授業が始まるのではなく、授業ごとに履修の期間が決まっており、現在は『English Language History』と『Business Talking』、『Beginner’s Swedish』という3つの授業を受けています。日本人は私を含め2人のみで、スウェーデン語の授業以外は全員がスウェーデン人です。もちろんスウェーデンの公用語はスウェーデン語ですが、授業はすべて英語で行われています。やはりグループワークや学生からの発言が多く、学生の勉強に対する熱心さが伝わってきます。それから、私たち学生と先生との距離も近く感じます。日本では、先生のことを「○○先生」と呼びますが、こちらの学生は先生のことを普通に下の名前で呼ぶので、それも理由の1つではないかと思います。
大学への街路樹
最近では、スウェーデン語のテストがあり、3日間スウェーデン語漬けの日々を送っていました。するとテスト(問題文もスウェーデン語)直後の授業評価シートで数日ぶりに英語を書こうとしたら、「あれ?」となり、文にするまでに少し時間がかかりました。やっぱり習得中の言語は離れたらダメですね。
最初は、授業で何をすればよいのか、先生は今何を話しているのか、とにかく分からないことが本当にたくさんあり、緊張と不安の毎日だったので、今はきちんと課題に取り組めていることに楽しさを感じています。
友人たちと一緒にパーティーで(本人左端)
日本でスウェーデンといえば、「IKEA」、「H&M」、「北欧雑貨」というキーワードが出てくるかと思いますが、まさにその通りです。寮にある食器や調理器具、タオルや照明までもほとんどがIKEAのものです。もはやIKEAのブランド感はありません(笑)。H&Mも日本でいうユニクロのような感じです。そして、やはり北欧デザインは素敵です。特に私は図書館の造りが好きで、とても開放的で居心地がいいです。平日は、いつも自分の座る席を探さなければいけないぐらい多くの学生が利用しています。図書館の中で食事もできるので、多くの学生がランチ持参で勉強しています。土日には近所の子どもたちも利用していて、パソコンでゲームをしていたのには驚きました。学生だけでなく、地域の人たちも気軽に利用できるので、私が持っていた閉鎖的な大学の図書館のイメージとは異なり、とても明るい場所です。
日本から海外に出て、日本では体験できなかったであろう様々な場面に会うたび、「留学しているんだな~」と実感します。とても新鮮な毎日です。留学で学ぶものはまず語学!と思っていましたが、それよりも現地の生活から学ぶ異文化のほうがとても大きいことに、この記事を書いていて気がつきました。これからももっと多くの新しい体験を増やしていきたいです。
では最後に、スウェーデン語でこんにちは!は「Hej!(ヘイ)」、ありがとう!は「Tack!(タック)」です。みなさんももしどこかでスウェーデン人に会ったら使ってみてください!最後まで読んでいただきありがとうございました。Tack! Tack!