Antti & Midoriの四方山話~語学テストについて

Antti: 交換留学の語学基準は大学によって違うけど、良く聞かれるのがTOEICとTOEFLはどう違うのかってこと。どう違うの? Midori: 基本的には作られた目的が全然違うのよ。TOEICはコミュニケーションスキルをはかるテストで、TOEFLはアカデミックな英語が理解できるかどうかを問われるテスト。 Antti: TOEICは就職活動に役立つって言うよね。 Midori: ビジネスシーンでの会話や単語が出てくるから、TOEICで良い点数が取れるということは、実際に英語を使って仕事ができると認められるからね。ただし700点は越えてないと、あまり説得力がないかも。交換留学ではそこまで高い点数は求められていないけれど、英語圏に留学した学生は帰国後に最低でも700点を目指してほしいな。 Antti: TOEFLに出てくるアカデミックな英語って、実際にどういう英語のこと? Midori: 例えば、アメリカに留学したとしたら、すべての専門授業を英語で受講することになるでしょう。その時に、授業の内容が理解できるかどうかの目安になるのがTOEFLの点数だよ。 Antti: アメリカの大学や大学院に行こうと思ったらどれぐらいの点数が必要? Midori: 大学レベルだと500から550点、大学院レベルだと600点かな。正規のTOEFLはコンピュータで受験するiBTしかないので、その場合だと大学はiBT61点以上、大学院は80 点ぐらいを目安に考えたら良いと思うよ。 Antti: OGUの交換留学は最低がTOEIC450点、TOEFL450点だから、それだとどんなレベルになるの? Midori: 大学の準備コースに入るぐらいのレベルかな。OGUの学生たちは、交換留学に行っても英語の集中講座だけを受講して帰国することが多いけど、やはり大学の専門科目を受講することで英語力は格段に上がると思うので、交換留学生はそれを目指してがんばってほしいな。 Antti: この間これも聞かれたんだけど、英検は交換留学には使えないの? Midori: 今のところ英検は出願条件には入ってないよ。唯一英検が語学基準に入っているのがハワイ大学カピオラニコミュニティカレッジなんだけど、それは英検2級グレードA。グレードAは筆記を75%以上で合格した人なので、これはちょっと難しいかな。 Antti: OGU学生はなかなか語学テストの点数が上がらなくて困っているという話を聞くから、次回は英語の勉強方法について話そうよ。