草野ゼミ、髙田ゼミ、石橋ゼミの約40名が、浜屋敷（吹田歴史文化まちづくりセンター）にて合同ゼミを行いました。〔2023年11月13日（月）〕

浜屋敷は、江戸時代の吹田村の旧庄屋屋敷です。「庄屋」とは何か、ご存じでしょうか。ボランティアの方の説明によると、支配層と民の間で両者の代理人を務め、ホスピタリティあふれる役割を担っていました。他の国では、このような例はあまりないようです。
この古民家の寄贈を受け、 2003 年 6月、吹田歴史文化まちづくりセンターとして生まれ変わった「浜屋敷」の愛称は、神崎川畔という立地、高浜町・南高浜町の「浜」という地名を取り入れ、センターの雰囲気にふさわしい「お屋敷」を重ね、やさしい響きをイメージしているとのことです。参加した学生は、美しい装飾の「だんじり」や初めて見る「おくどさん」などに特に関心を寄せていました。
また、この施設を運営する NPO 法人の理事の方から吹田村の歴史や「庄屋」の役割、そしてNPO 法人の活動内容などをご紹介いただき、学生のボランティア活動への参加を期待している旨のお話もありました。合同ゼミ後のアンケートでは、機会があれば参加してみたいという積極的なコメントも例年以上に多くあり、今後の連携活動に結びつけていきたいと考えます。観光の基本は、地元の歴史を知ることから始まり、名所旧跡めぐりだけではなく、人との触れ合いや交流こそが最高の感動を生みます。

浜屋敷は年間数日の休館日がありますが、9時～22 時まで入場無料で開館しています。他の学部、学科の皆さんもぜひ一度、気軽に「浜屋敷」を訪れてみてください。