経営学部 ホスピタリティ経営学科

稲田ゼミ生がカードゲーム&ワークを通してSDGsを学ぶ(2022年度)

SDGsを体感的に学び、理解することを目的に、2022年度は稲田ゼミの全学年の学生を対象にカードゲームを通じたワークショップとセミナーを行いました。

2030 SDGs

お金と時間を使ってグローバルな世界の状況(経済・環境・社会)に影響を与える様々なプロジェクトを実行します。プレイヤーはそれぞれに役割が与えられ、各目標を達成することが求められています。また参加者の行動によってこの世界をどのように創るのかが2030SDGsで問われています。ファシリテーターはサンコスクライマー代表の神野芳郎氏。ゲームの運営を通して理解を深めるとともに、ゲーム終了後に実際のSDGsの解説や企業ケースも詳しく説明していただきました。

ゼミナールⅠ(開催日:2022年5月21日)

前半に遠慮がちな行動もありましたが、後半にかけて積極的に交渉し協力が進むなど、コミュニケーションを取るようになったことで個人目標も全員が達成し、経済が進行しながら、環境や社会の状況パラメーターを改善し、持続可能な世界をつくることができました。

発表の様子
発表の様子
発表の様子
ゼミナールⅡ(開催日:2023年1月16日)

前半は、経済は進むが環境や社会の状況がだんだん壊滅的になってきました。後半になると、個人目標を達成した学生が声を上げて、社会や環境を良くしようとする動きがみられました。最後は、個人目標を達成していない人を手助けする動きが見られ、その結果すべての参加者が個人目標を達成しました。持続可能な世界はあと一歩というところでしたが、最後には拍手が起こる等、プレイヤー同士で一体感が生まれました。

発表の様子
発表の様子
発表の様子

SDGs de地方創生

「 2030SDGs」よりも具体的に日本における地域やまちを想定し、人口が減少する中で、地域の状況(人口、経済、くらし、環境)に影響を与える様々なプロジェクトを、プレイヤーがお金と人的資源を使って実行します。持続可能な地域を参加者がどのように創るのか、また、プレイヤーは「行政」「観光業者」「一次産業従事者」などの実際のプレイヤーで演じ、それぞれに個人目標を達成することが課せられています。ファシリテーターはゼミ担当教員が行い、どのように行動することが持続的な地域・まちをつくることができるのかを体感し、それに必要な行動を振り返って考えることを目的に実施しました。

ゼミナールⅢ(開催日:2022年6月11日)

目標なく取引や交渉を行ったり、ゲームの本質を理解していない行動が見られました。人口のパラメーターが減少するにつれて、問題意識を共有したり、積極的に協力しようという積極的なコミュニケーション&行動が見られました。ゲームの結果として、経済を伸ばすことはできましたが、人口減少の中で「地域」は進展せず、個人の目標を達成したのは約半分でした。地域やまちづくりのリアルな難しさを疑似体験することができました。振り返りのワークで大切なことを発表し学習できたことが有意義でした。

発表の様子
発表の様子
発表の様子

稲田ゼミのSDGsの取り組みは、カードゲームの模擬体験を通して個人がSDGsを理解してどのように行動するのがいいのかを体感的に理解し学ぶことができます。ゲーム上、いい結果を生むことが目的ではありません。なぜそのような結果を生むのかについて行動を振 り返り、そしてそのことが実際のSDGsの解釈と行動につながることが大切です。振り返りのワークはゼミ学生自身がいろいろな気づきを得たようです。ほぼ全員がこのゲーム&ワークショップを通じて、「楽しく体験できた」、「SDGsや地域・まちづくりに関心が持てた」、「今後、SDGsの視点を持って身近なことから行動していきたい」と回答しました。近い将来、持続可能い将来、持続可能なな社会や地域をつくる「人財」になってもらいたいと心から願っています。社会や地域をつくる「人財」になってもらいたいと心から願っています。

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