経営学部 ホスピタリティ経営学科

稲田ゼミ生がカードゲーム&ワークを通してSDGsを学ぶ(2021年度)

SDGsを体感的に学ぶことを目的に、2021年度は稲田ゼミの全学年の学生を対象にSDGsのカードゲームを通じたワークショップを行いました。

【2030 SDGs】
カードゲーム「2030 SDGs」では、お金と時間を使ってグローバルな世界の状況(経済・環境・社会)に影響を与える様々なプロジェクトを実行します。プレイヤーはそれぞれに役割が与えられ、各目標を達成することが求められています。また参加者の行動によってこの世界をどのように創るのかが「2030 SDGs」で問われています。ファシリテーターはサンコスクライマー代表の神野芳郎氏。ゲームの運営を通して理解を深めるとともに、ゲーム終了後に実際のSDGsの解説や企業ケースも詳しく説明して頂きました。

ゼミナールⅠ(開催日:2021年7月3日)
後半にかけて積極的に交渉したり協力するなど、コミュニケーションを取るようになったことで個人目標の達成率も上がり、世界の状況パラメーターを改善し、持続可能な世界をつくることができました。

ワークショップの様子 ワークショップの様子
ワークショップの様子 ワークショップの様子 ワークショップの様子
ワークショップの様子 ワークショップの様子 ワークショップの様子
ワークショップの様子 ワークショップの様子
ワークショップの様子 ワークショップの様子
ワークショップの様子

(※撮影時のみマスクを外しています)

ゼミナールⅡ(開催日:2021年12月13日)
個人目標を達成した人が自ら声をかけるなど協力して、達成していない人をサポートすることで、すべての参加者が個人目標を達成しました。世界の状況パラメーターは経済先行でしたが、その他も含めて持続可能な世界をつくることができました。

ワークショップの様子 ワークショップの様子
ワークショップの様子 ワークショップの様子
ワークショップの様子

・参加学生の感想
「経済・社会・環境のバランスをよくすること。そのために人と人が協力することが必要」、「自分だけでなく周りを考えることが大切」、「楽しく学習できた」、「ゼミ以外でもいろんな人とできたら楽しめそう」、「人と人とがつながりをもって全員で目標を達成することの大切さを感じた」、「一人ひとりの意識と世界の現状を知ることが重要」などの感想コメントがありました。

【SDGs de 地方創生】
カードゲーム「SDGs de 地方創生」はより2030よりも具体的に日本における地域やまちを想定し、人口が減少する中で、地域(まち)の状況(人口、経済、くらし、環境)に影響を与える様々なプロジェクトを、プレイヤーがお金と人的資源を使って実行します。持続可能な「まち」を参加者がどのように創るのか、また、プレイヤーは「行政」「観光業者」「一次産業従事者」などの実際のプレイヤーで演じ、それぞれに個人目標を達成することが課せられています。ファシリテーターは担当教員が行い、どのように行動することが持続的な地域・まちをつくることができるのかを体感し考えることを目的としました。

ゼミナールⅢ&Ⅳ合同(開催日:2021年7月10日)
前半では約20人の初顔合わせということもあり、目標なく取引や交渉のみを行ったり、一部のコミュニティ内でとどまる等、目標を完全に理解できていない印象も受けました。後半になり徐々に人口のパラメーターが減少するにつれて、問題意識を共有したり、積極的に協力しようという積極的な行動が見られました。ゲームの結果は「地域・まち」としては進展せず、個人の目標もほぼ達成できませんでしたが、だからこそよりリアルな地域やまちづくりの難しさを疑似体験することができました。振り返りのワークで大切なことを学習できたことが有意義でした。

ワークショップの様子 ワークショップの様子 ワークショップの様子
ワークショップの様子 ワークショップの様子
ワークショップの様子 ワークショップの様子
ワークショップの様子 ワークショップの様子
ワークショップの様子

(※撮影時のみマスクを外しています)

ゼミナールⅣ有志(開催日:2021年11月29日)
前回の結果を受けて、ゼミⅣメンバー(有志)でもう一度チャレンジしてみることになりました。前回の反省点を理解し行動した結果、「人口」を増やし、「経済」や「くらし」のパラメーターは倍増させ、持続可能な「地域・まち」をつくることができました。個人目標の達成も70%と高い結果になりました。地方出身の学生の中で将来地域を活性化させたいと思っている学生にとっても良い疑似体験になりました。

ワークショップの様子

(※撮影時のみマスクを外しています)

・参加者の感想
「後のことを考えずに目先のことをやると最終的に苦しくなる」、「資源やお金も大切だが何よりも目標とコミュニケーションが重要」、「他の人の考えながら自分の目標を達成することが大切」、「環境や現実を知りながら行動すること、目標を達成すること」、「個人ではなく全体でチームプレイできれば地域(まち)も個人も達成できる」、「協力することは大切だが、その前に思いやりをもつこと」、「時には他に頼ることも大切」、「就活にも活用できそう」、「人と話すのは苦手だけど周りから話しかけてくれたり話しやすい雰囲気だったので楽しかった」などの感想がありました。

ほぼ全員がこのゲーム&ワークショップを通じて、「楽しく体験できた」、「SDGsや地域・まちづくりに関心が持てた」、「今後、SDGsの視点を持って身近なことから行動していきたい」と実感しました。彼らが近い将来、持続可能社会や地域をつくる「人財」になってもらいたいと心から願っています。

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