経営学部 ホスピタリティ経営学科

ホスピタリティ経営学科 草野ゼミ(1年次生)が「浜屋敷」で授業を行いました。

ゼミナールIB(草野ゼミ)の授業を浜屋敷(吹田歴史文化まちづくりセンター)で行いました。〔2021年11月8日(月)〕
浜屋敷は江戸時代吹田村の旧庄屋屋敷です。吹田市がこの古民家の寄贈を受け2003年6月、吹田歴史文化まちづくりセンターとして生まれ変わりました。当日はこの施設を運営するNPO法人の理事の方から吹田村の歴史、NPO法人の活動内容などをお伺いしました。

大和朝廷の時代5世紀前後のころ、河内国次田邑の豪族「次田連(スキタムラジ)・【新選姓氏録】には吹田連」一族が淀川を渡り、次田村を興しました。これが「吹田」の始まりとされています。高浜神社はその次田連一族の氏神神社で、祖神の火明命(おやかみのあかりのみこと)とその息子の天香具山命(あめのかぐやまのみこと)の二柱を祀ったのが起こりです。浜屋敷はその高浜神社のすぐ近くにあり、20世紀の初頭までは吹田市役所もこの周辺にありました。「浜屋敷」と言う愛称は神崎川の近くにある高浜町の「浜」と施設の雰囲気にふさわしい「お屋敷」を重ねています。

参加者のほとんどが「浜屋敷」の存在を知らず、ガイドの方から昔の建物の造りの工夫、例えば扉における湿度や防火対策、さらにはねずみ除けの工夫などを伺い、昔の人の知恵を学びました。浜屋敷は地域活動の拠点としても活用されており、約80名のボランティアの方が観光ガイド、清掃活動、各種教室などの幅広い活動をされています。ゼミでは「観光の力を知る」をテーマにしていますが、至る所にその実例があることを知りました。

大学は立地する街との有機的なかかわり、人と人との交流が重要だとされています。草野ゼミでは今後も吹田の街との交流を大切にしていきたいと考えています。皆さんも是非一度、気軽に「浜屋敷」を訪れてみてください。

ゼミの様子 ゼミの様子
ゼミの様子
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