経営学部 ホスピタリティ経営学科

「ブランドビジネス論」(担当:稲田)で大正製薬株式会社による講演を実施

「ブランドビジネス論」(担当:稲田)の授業において、大正製薬株式会社の「リポビタンD」のマーケティング戦略についてご講演いただきました。〔2019年11月29日(金)、同日の経済学部「スポーツマーケティング論」(担当:稲田)でも実施〕

講演の様子 講演の様子

ドリンク剤市場で20%以上のシェアを持つリポビタンDは、永年愛されてきたロングセラーブランド。トップブランドとして認知を図るため「ファイト一発!」の表現を使ってテレビCMを展開してきました。2人の男性が危機一発の状況を切り抜ける「ファイト一発!」。そのメッセージは「頑張る人を応援し勇気を支える言葉(=ファイト)」と「まさに今、この瞬間=今なんとかしたい(=一発)」に意味が集約されています。そのマーケティング戦略の結果、リポビタンDは「疲れをリセットして頑張るときに助けてくれる存在」として、幅広く消費者に認知されてきました。

講演の様子 講演の様子

近年、若年層へ向けての新たなイメージとして、「夢に挑戦する"前向きな疲れ"をサポートする存在」というコンセプトで、三浦知良選手や大谷翔平選手を起用し、"Have a Dream"という表現から「夢を追い続ける人を応援する」というメッセージでテレビCMを通じて展開し、若い世代へブランド価値を強化しようとしています。

また、2016 年より日本ラグビー界の発展を支援してきたことから、「ラグビーワールドカップ2019TM日本大会」のオフィシャルスポンサーとして参画しました。ラグビーワールドカップの盛り上がりとともに、「スポーツによる社会貢献」を通して、挑戦・達成・感動による「共感」を得ることができたと考えられます。

講演の様子 講演の様子

講演の後に学生からの質疑応答を通して、リポビタンDブランドの実践的なブランドマーケティングのケースを学習することができました。学生からの質問の中には「マーケティングを考えるうえでの生活者情報のリソースについて」「リポビタンDのライバル企業について」「大正製薬に就職しようと思った動機について」など質問が多数ありました。

大正製薬株式会社のマーケティング本部マーケティングPR室の星 新児 様、吉田 輝史 様に心より感謝申し上げます。

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