経済学部 経済学科

2019年11月02日更新 [海外留学]2019年度前期 グローバル・エコノミーコース「海外での語学学習」体験報告(髙﨑 友輔)

   経済学部のグローバル・エコノミーコースでは、「海外での語学学習」と「専門分野留学」の2度の海外体験を通じて、「経済を広い視野で読み解く力」と「英語力」を鍛え、グローバル社会で活躍できる能力を身につけることをめざしています。

   今回、経済学部2年次生の5名が「海外での語学学習」の選考を通過し、カナダのバンクーバにある語学学校(International House Vancouver校)で3月~7月の留学を終えて帰国しました。

   留学体験者の一人である髙﨑さんのレポートをご紹介します。

経済学部 2年次生 髙﨑 友輔

【授業】
   学校での授業は各個人のレベルにあったクラスに分けられていて、その時の留学生の人数によって変化しますが、約8クラスに分かれていました。初日にクラス分けテストがあり後は月に1度、任意でクラス分けテストを受けることができました。クラスのレベルが上がれば上がるほど海外の人々と一緒に授業を受けることができたので、それを1つのモチベーションとして頑張ることができました。私がカナダでの授業で一番強く感じたことは、海外の人が何事に対しても失敗を怖がらない姿勢です。失敗してしまうかもしれないと迷うのではなく、まず発言してみることがすごく重要だと感じました。

【ホームステイ】
   私のホームステイ先は料理が上手なカナディアンのお母さんと2人のルームメイトで、彼らは同年代のブラジル人とメキシコ人でした。朝と夜の食事は決まった時間に全員で食べるというのが日課で、お昼は学校にサンドイッチを持たせてくれました。夕食の時には長いときで2時間ぐらい食事をしながら、それぞれ自国について色々な話をしました。教科書では勉強することのできないリアルな話を聞くことができて、大変貴重な時間でした。海外の人々との共同生活は、文化の違いなどもあり全てが新鮮で刺激的で、多くのことを学びました。例えば、ブラジルでは朝食と夕食は少なめに取り昼食が一日のメインの食事だということ。メキシコでは国がまだ他の国と比較してもそれほど豊かではないから勉強ができるということが、すごく幸せなことなんだということなど私に話してくれました。

【課外活動】
   現地で知り合った人々と、世界遺産に登録されているカナディアンロッキーへ行きました。日本ではなかなか見ることが出来ない大自然の中でのドライブは、私にとって一生忘れることのできない思い出となりました。カナダは、世界屈指の健康意識の高い国ということもあって、子供からお年寄りまで休みの日になると自転車でサイクリングをしたり、ハイキングをするなど、大変アクティブな方が多い印象でした。私がロッキー山脈でハイキングに挑戦した時、山ですれ違うたびに「頑張ってね。」「頂上からの景色凄いきれいだったよ。」など、気軽に話しかけてくれて励ましてもくれました。私はカナダ人の国民性がすごく好きになりました。その後の頂上からの景色は今でも忘れられることが出来ません。

【成果】
   私が今回のカナダ留学で培ったことは大きく分けて2つあります。
1つ目は学習面で、英語を英語のまま理解できるようになったことです。この感覚は日本で英語の授業を受けているだけではなかなか習得するのは難しかったと思います。今までモヤモヤしていたものがすごくスッキリしました。
2つ目は沢山の国の人たちと友達になれたことです。文化の違いからなるそれぞれの国民性。それを尊重し合う大切さ。日本がどれだけ恵まれて豊かな環境にあるのかを改めて気づかされました。今回の留学で学んだことを、残りの学生生活に生かしていき、学生の間にもっといろいろな国に行き自分の世界観と価値観を広げていきたいと思いました。最後に留学に行かせてくれた両親、沢山のサポートをしてくれた大学の先生方に感謝したいと思います。ありがとうございました。

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