国際交流イベント活動報告【2021年7月】
こんにちは!
Club KCのBlog係です。
今回は7月に実施したOGUの国際交流イベントの活動を紹介します。
Club KCとは…
2021年4月に発足した、留学や国際交流に興味がある大阪学院大学生が集まり、
様々な活動を行うグループです。
■第1弾:Club KCセミナー
”学ぼう!やさしい日本語” ~あなたの言語に対する意識が変わる90分~
開催日:2021年7月1日(木)
“やさしい日本語”とは日本語を母語としない人や、
日本語の理解に何かしらの困難を抱える人のための日本語表現です。
やさしい日本語のコツは、
「はっきり言う」
「さいごまで言う」
「みじかく言う」
の3つで、これらをまとめて“ハサミの法則”と呼びます。
これにプラスして、ワセダ式と呼ばれる
「わけて言う」
「せいりして言う」
「だいたんに言う」
の3つを意識したコツを“ワセダ式ハサミの法則”と呼びます。
やさしい日本語は海外の方々だけでなく、ろう者や知的障がいを持った方々にとっても良く、
日本語から外国語に翻訳するとき、“やさしい日本語”に変換して入力すると、
より正確な翻訳文になりやすくなります。
「日本に住んでいるから」「日本語を勉強しているから」「日本国籍だから」
などといった理由で日本語ができるのが当たり前だとは思わず、
相手の事情を知り、伝わるように話すことが大切であることを今回のセミナーで学びました。
今回のセミナーに参加した方々からは、
「アルバイト先や、海外の方々と話すときに活用できると思った」といった声が一番多く、
「相手に説明するとき、どのように伝えれば良いか分かった」といった感想もたくさんありました。
参加者全員が「セミナーを受講して本当によかった」と話しており、
参加したOGUの先生方や、学生にとって凄く意味のある良い機会になりました。
■第3回:OB・OG&U @ZOOM
”自分らしさ×キャリア ~夢を追った先に見えたものは~”
開催日:2021年7月16日(金)
昨年から実施している、OB・OG&U @ZOOMは
毎回異なるテーマの中で卒業生と交流ができるオンラインイベントです。
今年度第3回目は、上記のテーマで3名の卒業生に登壇していただきました。
2012年国際学部卒業の舛岡 誉さんは
現在スウェーデンでバリスタとして働かれています。
言葉が全く通じず苦労したこともありましたが、言葉や文化の違いに柔軟に取り組むことで
困難を乗り越えることができたとお話ししてくださいました。
2014年国際学部卒業の林 友理恵さんは
OGUを卒業後、美術館学芸員を目指してアメリカの大学に編入されました。
現在はマサチューセッツ州の大学院で絵画を学ぶ傍ら、学部生に授業も教えられています。
アメリカの大学でアートを教えるという新しい夢に向かって歩んでいる姿がとても輝いていました!
同じく2014年外国語学部卒業のルイス・彩未さんは
卒業後東京の大学院に進学し、日本で就職されました。
その後国際結婚がきっかけでオーストラリアへの移住し、
現在は【AYA Easy Online English】を設立し英語講師をしながら
スイムランナーとしても活躍されています。
今回登壇してくださったみなさんはそれぞれ全く別のフィールド・国でお仕事をされているため、
今回のテーマでもある「自分らしさ」を存分に感じることができました。
また、当日はOGUの在学生の他にも先生方や他大学の学生、高校生が参加してくださったり、
卒業生と直接お話しができる時間もあったため、参加者にとっても良い刺激を受けた時間になったと思います。
OB・OG&U@ZOOMでの様子(林 友理恵さん)
■第2回:河北工業大学との交流会
開催日:2021年7月20日(火)
この交流会はOGUの学生が日本語を勉強している中国の学生さんと日本語で交流する会で、
Club KCの広報の2人が司会を務めました。
今回は“Kahoot !”というゲーム形式の学習システムアプリを使って
日本と中国についてのクイズを10問ほど行いました。
他にもOGUの学生1人と中国の学生2人で15分間のブレイクアウトルームに分かれて
日本語で交流をし、日本語をゆっくり伝えたり、関西弁を伝授する場面もありました。
OGUの学生にとっては前回行われたセミナーで学んだ、“やさしい日本語“を実践する場ともなり、
OGU生と河北工業大学の学生がお互いの成長を促すことができたと思います。
■OGU Summer School 2021
実施日:2021年7月3日(土)~7月24日(土)
このイベントでは留学生4名(韓国の大学4名、オランダの大学1名)と
留学生をサポートするTeam SOS生13名の計17名が参加し、
様々なイベントの中で交流を深めました。
オリエンテーション/ウェルカムイベント
留学生とTeam SOS生が初対面だった為、
グループごとにアイスブレイクや共通点を見つけるミニゲームを行い、
会話を弾ませながらコミュニケーションを取ることができました。
参加出来なかったTeam SOS生も事前に各々が用意したビデオで自己紹介を行いました。
バーチャル体験イベント
Team SOS生が
“自分の住んでいる所の現状やお勧めしたい場所、お店、行事などを
自分たちの目線から短期留学生に紹介しよう!”
をテーマに1人2~3分のビデオを作成し、留学生と一緒に鑑賞しました。
Team SOS生は観光名所や折り紙、大阪の食べ物などのビデオを一から撮影・編集し、
編集に慣れてない学生もいましたが、日本を感じてもらいたいという留学生への強い意志があり、
最終的には留学生からは好評を得ることができ、良いイベントとなりました。
クイズ大会
Team SOS運営メンバーを中心にクイズを考え、“Kahoot !”などを利用して作成しました。
留学生の授業を担当している先生方にもご協力いただき、日本や留学生の国についての問題を出題し、
お互いの国や文化に触れる良い機会となりました!
最終発表会
Summer Schoolの集大成でもある最終発表会では、
留学生1名とTeam SOS生2名がペアになり、プログラム開始時から準備を進めていきました。
各チームそれぞれ話し合って発表会のテーマを決め、授業やテストの合間の時間を利用して
Power Pointの作成や発表内容を決めました。
時差の関係で短期間で行うには難しい部分もありましたが、
画面を通してお互いの顔を合わせることによりさらに交流を深めることができました。
当日は全員が参加し発表を行いましたが、どのチームもとても良い発表で感動しました。
修了式
Team SOS運営メンバーのリーダーが中心となり、
今回のイベントの思い出や感想を語り合ったりして余韻に浸りました。
他にも、留学生が作成した今回の感想などをまとめたビデオを鑑賞しました。
そこで留学生の日本語レベルがイベント開始時よりも遥かにレベルアップしていることに気付き、
やりがいを強く感じました。