フランス~ECSE(長島 唯)

国際学部2年次生 長島 唯

こんにちは!国際学部2年次生の長島 唯です。交換留学生としてフランスはパリのESCEに約半年間留学しています。全45回に渡り留学生活をブログ形式でお伝えする第2回、今回は、前回書けなかったESCEでの学校生活をメインに書いていきたいと思います。

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ESCEは小さな、敷地の面積も大阪学院大学の2号館程しかない学校です。しかし、小さな外観とは裏腹に授業内容や学校周りのシステムは驚くほど充実しており、Wi-Fiはもちろん、学生向けウェブサイトでは時間割、授業内容の確認から、教材のダウンロード、課題のアップロードなど、必要な物全てにアクセス出来るようになっています。校舎の一階に設置してあるモニターでは、必要に応じて全てのクラスの教室、開始時間、クラス名、担当講師名等が確認出来るようになっています。これらのシステムはESCEの特徴の1つである変則的な時間割に関係しており、つまり授業が今週はあるけど来週は無いとか、曜日は同じだけど開始時間が違うとか、そういった事に学生が問題なく対応出来るようになっています。授業自体は少人数制でしばしばグループワークがある他、“Continues Assignment(継続的課題)と呼ばれる1つのテーマに関してグループで複数回に渡り調べ、プレゼン形式で発表する課題があります。授業の内容も面白い物ばかりで、ビジネスコミュニケーションのクラスでは異文化コミュニケーションという大きなテーマをビジネスの観点から深掘りしたり、ラグジュアリーの世界ではラグジュアリーの起源から大衆化が進んだ現代におけるブランドの戦略まで幅広い範囲を学んだりと、実に「フランスらしい」、「ビジネススクールらしい」授業が多数あります。ただ扱われる内容が複雑なだけあり、授業中で使われる英語のレベルはかなり高いです。辞書を引かずに理解できるのは全体の40%程度かそれ以下、60%以上を辞書なしで理解するのはかなり厳しいです。また専門用語も併せて調べるのでかなり手こずっています。自分はあまり自習が得意ではないですが、最近はなるべく時間を見つけて予習・復習・英語の勉強に使う様にしています。 

クラスはタフですが、何も大変な事ばかりではなく、先生方は非常に親身な方ばかりですし、大学主催のイベントが多く開かれている等、オンとオフの区別がハッキリしています。自分も週末は極力息抜きをするよう心がけています。 

という訳で、前回書く事が出来なかった食事の話を少ししたいと思います。

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このおにぎりは学校から徒歩7分程の所にあるパリ日本文化会館で食べた物です。おにぎりは手軽な軽食として今パリで密かなブームとなっており、専門店出来る程になっています。この時一緒に行った友達も、初めてながらとても気に入ってくれました。和食自体の人気も非常に高く、ルーヴル美術館の北西のエリアには多くの日本食レストランが多くあり、日本人シェフによる本格的な和食を気軽に楽しむ事が出来ます。和食に限らず日本語の書籍、お米、野菜を含む食材、更には和菓子まで手に入るので、この点はかなり助かっています。

そして、もう1つ欠かせないのがチーズとパン全般、特にバゲットです。バゲットに関しては、こっちに来てから完全に常識を覆されました。食感・味・香り、どれを取っても素晴らしい質のバゲットがスーパーで80円前後、コンテストで連勝している様な有名店でも130円程で手に入る上、食べ方のバリエーションが多く、何とでも合うので、物価が高いパリでの食費節約の大切な味方です。

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チーズは、「フランスに1年間滞在すると毎日違う種類のチーズが食べられる」という言葉からも分かる通りとにかく種類が多いです。伝統的に作られている物が360種類程、スーパーのチーズコーナーでも常に5070種類以上の天然・プロセスを含むチーズが売ってあるので、自分の好みの物を見つけるのは難しいですが、どれもおいしいですし、現地の人々に混じってチーズを吟味するのはなかなかに楽しいです。そしてパンがおいしい、チーズがおいしいという事で、ハンバーガーがめちゃくちゃおいしかったりします。

その他にも手軽でおいしい食べ物は多くありますが、長くなってきたのでそろそろ終わりたいと思います。ESCEと現地での食事事情について少しはお伝え出来たかと思います。次回は観光等また少し違ったテーマで書けたらと思うので、気になる方は111日以降にまたここをチェックしてみて下さい。リアルな話を分かりやすくお伝え出来る様頑張ります。それではまた!À bientôt