「ジャポニズム2018」に参加して~吉田 美咲
昨年8月から今年の1月までオランダに交換留学に行っていた吉田美咲さんですが、得意のダンスを活かしてフランスで開催されたイベントに参加をしました。大学生活以外のところでもこのように活躍する学生は本当に素晴らしいと思います。吉田さんからの今回のイベントレポートです。
外国語学部2年次生 吉田 美咲
日本とフランスの国交160周年を迎え、フランスでは昨年7月から日本の多様な文化を紹介する「ジャポニズム2018」(文化庁主催)が開催されています。
そのイベントの一つに参加するために、2019年2月24日から3月1日までフランス・パリに行ってきました。公演は2月27日、28日の2日間、パリの日本文化会館で行いました。この2日間の公演は、障がい者の舞台芸術を伝えるイベントで、長崎の瑞宝太鼓さん、滋賀の湖南ダンスカンパニーさんと私の所属する大阪のジェネシスオブエンターテイメントの3グループが参加しました。
私が所属するジェネシスオブエンターテイメントは、車椅子ダンスを通じて障害のある人とない人が活動を「生きがい」から自分で生活を支えるための「職業」にしていくこと目指している市民活動団体です。大学に入った頃から、様々な公演会や学校公演(文化芸術による子供の育成事業)に参加してきました。
今回初めての海外公演に出演したのは障がい者2人・健常者2人の計4人で、フランスに行くまで毎週何度もメンバーで集まり、どのようにダンスを表現するのかを試行錯誤しながら練習しました。パリ公演では、障害のある人とない人がペアになって踊るスタイルと障害のある人同士で踊るスタイル、4人で踊るコンテンポラリーダンスの計9曲披露しました。
2月24日 関西空港よりパリに向けて出発。
2月25日 公演参加者全員でフランス日本大使館へ表敬訪問させていただきました。
2月26日 リハーサルと打ち合せ。
2月27日 ゲネプロ(本番前通し)と本番1日目。
平日公演のため、20時から公演が開催されました。1日目の公演は、様々なアクシデントや失敗があり、メンバー全員が納得のいく踊りができませんでした。
2月28日 本番2日目。
昨日の失敗を乗り越え、一人一人が納得のいく踊りを披露することができました。全員が後悔なくパリ公演を終えることができました。
今回のイベントに参加したことで、様々な人に出会うことができました。瑞宝太鼓、湖南ダンスカンパニーと一緒に一つの舞台を作ることができ、ダンス以外の場面でも学ぶことがたくさんありました。たくさんの人に支えられてフランスに行くことができ、障がいを持つ人々と関わり、障がいを越えて一つのものを作り出すことができました。このような素敵な経験をすることができ、本当に感謝しています。